メナどうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回はTPMS(タイヤ空気圧モニター)の比較です。走行中の空気圧低下に気づかずバースト事故につながる前に、後付けで対策したい方向けにまとめました。
TPMSを選ぶ時、内蔵式と外部センサー式の違いや、ソーラー充電・Bluetooth連携の違いがどう使い勝手に効いてくるのか分からない方が多いと思います。結論は、手軽に導入したいならDIYで取り付けられる外部センサー式、精度を求めるなら工賃をかけてでも内蔵式、ということです。理由は後述します。
今回はWEDS・JANSITE・FOBO・Airmoni(プロテクタ)・OBEST・カシムラ・AirSafeの7ブランド8製品を比較しました。4輪の一般乗用車向けだけでなく、6輪トラック・トレーラー用、バイク専用モデルまで幅広く網羅しています。
タイヤの空気圧不足は燃費の悪化だけでなく、高速走行中のバースト事故にもつながる重大なリスクです。給油のたびに目視確認するだけでは気づきにくい緩やかな空気圧低下を、走行中にリアルタイムで検知できるのがTPMSの価値です。
結論:目的別おすすめ早見表
先に結論です。「国内サポートの安心感を重視する」ならAirmoni4、「大径ホイール・重量車でも信頼できるブランドを求める」ならWEDS GEAR TPMS MR LITEを選べば間違いありません。車内をすっきりさせたい方はFOBO Tire 2、トラック・トレーラーをお持ちの方はOBESTが候補になります。
| 製品 | 方式/特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| WEDS GEAR TPMS MR LITE | 外部センサー式/大径ホイール・重量車向け | 信頼できるブランドを求める人 |
| JANSITE(分離式) | 外部センサー式/技適取得済み | 設置角度の自由度を求める人 |
| FOBO Tire 2 | Bluetooth/スマホ連携型 | 車内をすっきりさせたい人 |
| Airmoni4 | 外部センサー式/国内メーカー | 国内サポートの安心感を重視する人 |
| AirmoniP | 外部センサー式/シンプル型 | 価格を抑えて試したい人 |
| OBEST(6輪対応) | 外部センサー式/トラック・トレーラー用 | 5輪以上の車両を持つ人 |
| カシムラ KD-259 | 外部センサー式/バイク専用/国内メーカー | バイクに乗る人 |
| AirSafe AS-SV2 | スナップイン一体型/センサー脱落なし | 本格仕様・センサー脱落を避けたい人 |
TPMS(タイヤ空気圧モニター)おすすめ8選
WEDS(ウェッズ)GEAR TPMS MR LITE タイヤ空気圧モニタリングシステム 53006



国内の老舗ホイールメーカーが手掛けているTPMSというだけで、大径アルミホイールや重量級の車両にも安心して使える印象があります。
WEDS GEAR TPMS MR LITEは、ホイールメーカーとして名高いウェッズが手掛けるミドルレンジのTPMSです。800kPaまで対応しており、キャンピングカーなど軸重が増えがちな車両や、大径アルミホイール・扁平タイヤを履いた車にも対応する設計になっています。


正直なところ、価格は今回紹介する中でも上位クラスで、手軽なDIY用途というよりはホイール専門店で扱われる本格志向のモデルです。まず安く試したい方には他のモデルのほうが向いています。
大径ホイール・重量級車両でも信頼できるブランドのTPMSを求める方におすすめです。


ワイヤレスソーラーTPMS タイヤ空気圧モニター 4外部センサー リアルタイム表示



ソーラー充電に対応しているので、USB充電の手間を減らせるのが地味にありがたいです。
このTPMSは、ソーラー充電機能を備えたワイヤレスタイヤ空気圧モニターです。4つの外部センサーでリアルタイムに空気圧・温度を表示し、22〜87PSIの範囲をカバーします。車・RV・SUV・MPV・セダンなど幅広い車種に対応しています。


正直なところ、ソーラーパネル搭載分だけ本体がやや大きめで、ダッシュボード上での設置場所によっては収まりが気になる場合があります。
ソーラー充電でバッテリー管理の手間を減らしたい方に向いている1台です。


FOBO Tire 2 タイヤ空気圧センサー TPMS(Bluetooth・スマホ連携型)



スマホでそのまま空気圧を確認できるので、車を降りた後もアプリを開くだけで済むのが便利です。
FOBO Tire 2は、Bluetooth 5.0でスマートフォンアプリと連携するTPMSです。防水仕様で技適基準にも準拠しており、車載モニターなしでスマホだけで完結する運用ができます。


正直なところ、車載の専用モニターを使わない運用の場合、運転中にリアルタイムでちらっと確認したい方には、Bluetooth接続の反応速度がやや気になる場面もあります。駐車中にスマホで確認するような使い方に向いています。
車内をすっきりさせたい方、スマホ1つで空気圧を管理したい方におすすめのタイプです。


エアモニ4【4輪用】(Airmoni4) タイヤ空気圧センサー





国内メーカー製という安心感は正直大きいです。レシーバー本体にソーラーパネルが付いていて、完全ワイヤレスで運用できるのも快適です。
Airmoni4は、日本メーカーのプロテクタが手掛けるTPMSです。レシーバー本体にソーラーパネルを搭載しており、ケーブル充電なしの完全ワイヤレスで運用できます。センサーの取り付けも2分程度と簡単です。


正直なところ、価格は今回紹介する中でも中〜上位クラスです。海外製の格安モデルと比べると割高に感じる場面もありますが、国内メーカーのサポート体制と安心感への対価と考えられます。
国内メーカー製の安心感を重視する方、完全ワイヤレス運用にこだわりたい方におすすめです。


カシムラ(Kashimura) タイヤ空気圧センサー KD-220 総務省電波法認証品



USB電源で車内からすぐに空気圧を確認できるので、取り付けの手軽さは魅力です。
カシムラ KD-220は、USB電源で動作するタイヤ空気圧センサーです。車内モニターでタイヤの空気圧・状態を手軽に確認でき、総務省電波法の認証を取得した国内向けモデルです。


正直なところ、USB電源タイプのため、シガーソケットなど電源を確保できる場所が必要になる点は事前に確認しておきたいポイントです。
価格を抑えつつ国内基準に適合したTPMSを試したい方に向いているモデルです。


OBEST タイヤ空気圧センサー TPMS 4外部センサー 4輪〜6輪対応 0-16Bar



4輪だけでなく6輪までのトラック・トレーラーにも対応しているのは地味に嬉しいポイントです。
OBESTは、4外部センサーで4輪〜6輪までに対応したTPMSです。トラック・トレーラー・キャンピングカーなど、乗用車4輪では収まらない車両構成向けに設計されており、圧力検出範囲は0〜16Barと高圧タイヤにも対応します。


正直なところ、乗用車4輪だけで使うにはオーバースペックです。4輪までの一般乗用車ならシンプルな4輪用モデルのほうがコストを抑えられます。


トレーラー・キャンピングカー・トラックなど、5輪以上の車両を所有している方には他にない選択肢です。


カシムラ(Kashimura) バイク用空気圧センサー KD-259



バイクは車以上に空気圧のわずかな低下が転倒リスクに直結するので、二輪専用設計のTPMSがあるのは正直ありがたい存在です。
カシムラ KD-259は、二輪車(バイク)専用に設計された国内メーカー製のタイヤ空気圧センサーです。送信センサーキャップでタイヤ空気圧・温度を測定し、Bluetoothでスマートフォン専用アプリに送信、エア漏れ・高温を警告アラームで知らせてくれます。


正直なところ、四輪車用のTPMSとはセンサー形状・取り付け方式が異なるため、流用はできません。バイク専用モデルとして別途用意する必要があります。
バイクに乗る方で、走行中の空気圧低下による転倒リスクを減らしたい方におすすめです。


AirSafe(エアセーフ) AS-SV2 タイヤ空気圧モニタリングシステム



エアバルブ一体型のスナップインタイプで、ディーラーや整備工場でも採用実績がある本格志向のTPMSです。センサー脱落の心配がないのは大きな安心材料です。
AirSafe AS-SV2は、タイヤバルブと一体化したスナップインタイプのTPMSで、スチール・アルミ両方のホイールに対応します。検出範囲は0〜900kPa、温度は-40℃〜105℃までカバーし、センサー4個・電池寿命約5年というロングライフ設計です。


正直なところ、バルブ一体型はタイヤ交換のたびにバルブごと脱着が必要になるため、取り付け・取り外しはショップ作業が基本になります。DIYで気軽に着脱したい方には外部センサー式のほうが向いています。
センサー脱落の心配がない本格仕様を求める方、キャンピングカーや高圧タイヤ車両でも使える信頼性を重視する方におすすめです。


TPMSの基礎知識・選び方
TPMS(Tire Pressure Monitoring System)は、走行中のタイヤ空気圧・温度をリアルタイムで監視し、異常時にアラームで知らせる装置です。緩やかな空気圧低下は目視ではほぼ気づけないため、後付けTPMSがあると安全性が大きく向上します。
①外部センサー式(後付け・DIY向け) vs 内蔵式(直接式)
外部センサー式は、タイヤのバルブキャップを専用センサーに交換するだけで設置でき、DIYで導入しやすいのが特徴です。今回紹介した8製品のうち7製品はこの外部センサー式にあたり、AirSafe AS-SV2はバルブ一体型のスナップインタイプ(ショップ取り付け推奨)です。内蔵式(直接式)はタイヤ内部にセンサーを組み込む方式で精度は高いものの、取り付けに専門工賃がかかり、冬タイヤ用にもう一組必要になる場合があります。
②ソーラー充電 vs USB充電 vs 電池式
ソーラー充電対応モデルはダッシュボードに置くだけで充電を維持でき、電池切れの心配がありません。USB充電のみのモデルは定期的な充電の手間がありますが、価格は抑えやすい傾向にあります。
③専用ディスプレイ型 vs Bluetoothスマホ連携型
専用ディスプレイ型は運転中でも車内の画面でリアルタイムに確認できます。Bluetoothスマホ連携型は専用ディスプレイが不要な分、車内をすっきりさせられますが、運転中の即時確認のしやすさでは専用ディスプレイ型に一歩譲ります。
日本製の後付けTPMSを探すときの見分け方
「日本製のタイヤ空気圧センサー」を探すときに気をつけたいのは「日本のメーカーの製品」と「日本で作られた製品」は別だという点です。今回の記事で紹介しているAirmoni4(プロテクタ)やカシムラの2製品は日本のメーカーの商品ですが、公式ページを確認した範囲では、3製品とも生産国の記載は見つかりませんでした。そのため、この記事では「日本製」とは書かず、「国内メーカー品」として紹介しています。
生産国にこだわる場合は、商品ページの仕様欄や、箱・取扱説明書の表記で「日本製」「Made in Japan」の記載があるかを購入前に確認してください。記載がなければ、メーカーに問い合わせるのが確実です。
後付けの取付方式はバルブキャップ交換型が中心
カシムラのKD-220とKD-259は、公式ページに「タイヤエアバルブキャップ交換タイプ。」と書かれている外部センサー式です。Airmoni4もプロテクタ公式ショップの商品ページで、バルブキャップを外して専用センサーを取り付ける方式として案内されています。センサーはバルブキャップの位置に付くため、外から見えます。カシムラの公式ページには、車種によってはホイールカバーなどと干渉して取り付けられない場合がある旨の注意があるので、購入前に取付スペースを確認してください。
電波法の表示を確認する
TPMSは無線でセンサーの情報を飛ばす機器なので、国内で使うなら電波法に適合した製品かどうかも確認したいところです。カシムラはKD-220・KD-259の公式ページで「安心の電波法認証品。」と明記しており、送信周波数もKD-220は429.5MHz、KD-259は2.4GHzと記載されています。海外ブランドの格安品を選ぶ場合も、商品ページに国内の電波法に適合している旨の記載があるかを見ておくと安心です。
使い方のコツ
外部センサー式TPMSを取り付ける際は、まず4輪(または対応する輪数)の適正空気圧を車両の指定値に正確に合わせてから、基準値としてセンサーに登録するのが重要です。基準がずれていると、正常な空気圧でも誤警報が出続けることがあります。
僕も最初に取り付けた時、基準値の登録を適当に済ませてしまい、しばらく誤警報に悩まされた経験があります。それ以来、取り付け直後は必ずガソリンスタンド等で正確な空気圧を確認してから基準登録するようにしています。センサーは走行中の振動・盗難のリスクもあるため、定期的な増し締め確認も忘れないでください。
選び方・注意点
外部センサー式は電池式のセンサーを使うモデルが多く、電池切れ時の交換費用・手間も考慮しておく必要があります。ソーラー充電対応モデルはこの点で長期的なランニングコストを抑えられます。
価格は流通状況によって変動するジャンルです。本記事の価格情報は執筆時点でamazon.co.jpにて実在・出品確認済みのものですが、購入前に商品ページで最新の価格・在庫を必ず確認してください。
あわせて用意したいアクセサリー
TPMSを導入したあとも、センサーの基準値合わせや電池切れ時のバックアップとして、手動のデジタルタイヤゲージを1本持っておくと安心です。
大橋産業(BAL) デジタルタイヤゲージ No.1228 乗用車・オートバイ用(10-700kPa)



TPMSがあっても、購入直後の基準値合わせや定期的な答え合わせには手動のデジタルゲージを1本持っておくと安心です。
大橋産業(BAL)のデジタルタイヤゲージNo.1228は、10-700kPaの範囲を測定精度1.0%FSで計測できる、国内自動車用品の定番モデルです。バックライト付き液晶で暗い場所でも見やすく、乗用車・オートバイ両方に対応しています。


正直なところ、TPMSを導入すればこのゲージの出番は減りますが、TPMSのセンサー基準値を合わせる最初の一回や、電池切れ時のバックアップとしては手動ゲージがやはり手放せません。
TPMSと併用する定期チェック用の1本として、あわせて揃えておくと安心です。


よくある質問
Q. TPMSは車検に影響しますか?
A. 外部センサー式TPMSは後付けのアクセサリーとして扱われ、正しく取り付けていれば車検に影響することは基本的にありません。ただしバルブキャップの交換になるため、取り付け後は空気圧点検時にセンサーの脱着が必要になる場合があります。
Q. タイヤ交換・ローテーションのたびに再設定が必要ですか?
A. センサーの位置を入れ替えた場合は、製品によっては車内モニター側のタイヤ位置設定を再登録する必要があります。取扱説明書で位置登録の手順を確認しておくとスムーズです。
Q. 初心者はどれを選べばいいですか?
A. 初めての1台なら、ソーラー充電で電池切れの心配が少ないJANSITEやAirmoni4が扱いやすいです。車内をすっきりさせたい方はFOBO Tire 2のようなBluetooth連携型も検討してください。



外部センサー式か内蔵式か、充電方式、そして連携方法。この3点を押さえておけばTPMS選びで大きく失敗することはないと思います。愛車の使い方から逆算して選んでみてください。
まとめ
TPMS8製品を、方式・充電方式・連携方法の3軸で比較しました。国内サポート重視ならAirmoni4、大径ホイール・重量車ならWEDS GEAR TPMS MR LITE、トラック・トレーラーをお持ちならOBEST、センサー脱落なしの本格仕様を求めるならAirSafe AS-SV2が候補になります。
いずれもバースト事故を未然に防ぐ後付け安全装備として活躍します。愛車の輪数・用途から、ぴったりの1台を選んでみてください。










































