プーマ 安全靴と聞くと「スポーツブランドの安全靴は見た目重視で頼りないのでは」と思うかもしれませんが、PUMA SAFETY(プーマセーフティ)は日本国内総代理店の株式会社ユニワールドが取り扱う本格的なセーフティシューズラインです。全モデル共通で先芯にグラスファイバー強化合成樹脂(軽量な樹脂先芯で、鋼鉄芯ではありません)を採用し、JSAA A種認定を受けています。
見た目がスニーカーに近いため、普段履きできる安全靴10選で紹介されているような「現場帰りにそのまま履いて帰れる」系の安全靴を探している人にも相性が良いブランドです。本記事では現行ラインナップを男性向け8機種・小さいサイズ対応1機種の計9機種に分けて、型番・サイズ展開・締め方の違いまで整理して解説します。
メナスポーツブランド由来の軽さが売りですが、先芯はしっかりJSAA A種対応。見た目だけのスニーカーではありません。
男性向けラインナップ8機種
男性向け(ユニセックス共通型番含む)は現行で8機種展開されています。系統別に見ると、定番のJAPAN ATHLETIC系(紐・ベルト)、ダイヤル式のDISCレーシングを備えたJAPAN ATHLETIC DISC系、衝撃吸収フォームのMOTION CLOUD系の3系統に分かれます。まず一覧表で型番とサイズ展開・締め方の違いを確認してください。
| モデル名 | 型番 | 系統 | サイズ展開 | 締め方 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| RIDER 2.1 LOW H&L 黒 | 64.401.0 | JAPAN ATHLETIC系 | 25.0〜28.0cm | フック&ループ(マジック式) | 1万円台前半 |
| RIDER 2.0 DISC MID 白×赤 | 63.359.0 | JAPAN ATHLETIC DISC系 | 25.0〜28.0cm | ダイヤル式(DISCレーシング) | 1万円台後半 |
| RIDER 2.0 LOW 白 | 64.241.0 | JAPAN ATHLETIC系 | 25.0〜28.0cm | 紐(レース) | 1万円台前半 |
| RIDER 2.0 LOW 黒 | 64.243.0 | JAPAN ATHLETIC系 | 25.0〜28.0cm | 紐(レース) | 価格未表示(執筆時点) |
| SPRINT 2.1 DISC LOW 黒×白 | 64.403.0 | JAPAN ATHLETIC DISC系 | 25.0/25.5/26.0/26.5/27.0/28.0cm | ダイヤル式(DISCレーシング) | 1万円台後半 |
| GLIDE LOW 白 | 64.404.0 | JAPAN ATHLETIC系 | 25.0〜28.0cm | 紐(ニットアッパー) | 1万円台半ば |
| GLIDE DISC LOW | 64.408.0/409.0 | JAPAN ATHLETIC DISC系 | 25.0〜28.0cm | ダイヤル式(DISCレーシング) | 1万円台後半 |
| MOTION CLOUD CHARGE グリーン | 64.212.0 | MOTION CLOUD系 | 25.0/25.5/26.0/26.5/27.0/27.5/28.0cm | 紐(レース) | 1万円前後 |



同じ系統でも「紐」「ベルト」「ダイヤル」で締め方が違います。脱ぎ履きの速さを取るか、フィットの微調整を取るかで選ぶのが近道です。
PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 RIDER 2.1 LOW H&L 黒 No.64.401.0 JSAA A種 フック&ループ
2026年2月発売の最新モデルで、ベルト部分がフック&ループ(マジック式)になっているため、紐を結ぶ手間がなく脱ぎ履きのスピードを優先したい人に向いています。朝の支給品チェックや現場への出入りが多い日ほど、この着脱の速さが効いてきます。


アッパーは人工皮革(マイクロファイバー)で、先芯はグラスファイバー強化合成樹脂。紐靴のフィット感の高さまでは求めず、とにかく楽に履ける一本を最優先したい方向けの選択肢です。紐靴に比べると足全体を締め上げる微調整はできない点は割り切って考える必要があります。


PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 RIDER 2.0 DISC MID 白×赤 No.63.359.0 JSAA A種 ダイヤル式
甲の円形ダイヤルパーツを回すだけでワイヤーレースがつま先から足首まで均等に締め上がる「DISCレーシングシステム」を採用。手袋をしたままでも微調整できるため、現場で一度締めたらそのまま一日動き回りたい人や、こまめに紐を結び直す手間を省きたい人に向いています。


ミッドカットで足首まで覆うぶん、ローカットより足首のサポート力は高い一方、脱ぎ履きの速さはフック&ループタイプには一歩譲ります。ダイヤル部分は紐に比べて機構が増える分、価格帯もシリーズ内では高めです。


PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 RIDER 2.0 LOW 白 No.64.241.0 JSAA A種 ローカット
紐靴ならではの細かな締め加減の調整ができるローカットモデルです。足の甲の高さに左右されずフィット感を細かく詰められるため、既存のベルトタイプで横方向のゆるみが気になっていた人の置き換え先として扱いやすい一本です。


ホワイトカラーのスニーカーに近い見た目で、現場だけでなく通勤でも違和感なく使える点がローカットの強みです。白系は汚れが目立ちやすいため、屋外作業中心で汚れを気にしない人には黒系の同シリーズ(後述)のほうが扱いやすいかもしれません。


PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 RIDER 2.0 LOW 黒 No.64.243.0 JSAA A種 ローカット
RIDER 2.0 LOWの黒カラーで、構造・先芯・サイズ展開はホワイトと同じです。汚れが目立ちにくく通年で使いやすい定番色のため、色選びに迷ったらまずこちらを検討するのがおすすめです。


紐靴なのでベルトタイプより脱ぎ履きに一手間かかります。朝の着脱スピードを最優先するなら、前述のRIDER 2.1 LOW H&L(フック&ループ)のほうが向いています。


PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 SPRINT 2.1 DISC LOW 黒×白 No.64.403.0 JSAA A種 DISCレーシング
DISCレーシングをローカットで採用したモデルです。ミッドカットのRIDER 2.0 DISC MIDより足首の可動域が広く、しゃがんだり梯子に昇ったりと足首を頻繁に動かす作業が多い人に向いています。


スプリント系はソール形状がスポーティで、見た目の軽快さを重視する人にも合います。足首のサポートはミッドカットに劣るため、重量物の運搬など足首保護を優先する作業には前述のMIDを検討してください。


PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 GLIDE LOW 白 No.64.404.0 JSAA A種 ニットアッパー 軽量
アッパーにニット素材を使ったモデルで、革系アッパーより足当たりが柔らかく、靴下を履くような感覚に近いのが特徴です。夏場の通気性や、革靴特有の履き始めの硬さを避けたい人に向いています。


ニット素材は革に比べて耐摩耗性では分が悪いため、鋭利なものが多い現場や粗い路面での作業が中心なら、耐久性重視でRIDERシリーズ(人工皮革)を選ぶほうが長く使えます。


PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 GLIDE DISC LOW No.64.408.0/409.0 JSAA A種 ダイヤル式
GLIDEのニットアッパーにダイヤル式の締め具を組み合わせたモデルです。ニットの柔らかさと、手袋をしたままでも締め直せる操作性の両方を取りたい人向けの組み合わせです。


ニット+ダイヤルという構成上、シリーズ内では価格が上がります。締め方よりも通気性や軽さを優先したい場合は、同じGLIDEの紐タイプのほうが手頃です。


PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 MOTION CLOUD CHARGE グリーン No.64.212.0 JSAA A種 IMPULSE FOAM
MOTION CLOUDシリーズは専用の衝撃吸収フォームをミッドソールに使ったラインで、長時間の立ち仕事や歩き回る作業でかかとへの負担を減らしたい人に向いています。価格も男性向け8機種中でもっとも手を出しやすい帯です。


カラーはグリーン限定(サイズ展開7段階)のため、色選びの自由度は他シリーズより狭くなります。クッション性重視ならこのMOTION CLOUD系、締め方の自由度重視ならJAPAN ATHLETIC系、と優先順位で選び分けると判断しやすくなります。


小さいサイズをお探しの方へ(女性向けモデル)
プーマ セーフティには、女性向けの専用ライン(レディース型番)は存在しません。公式サイトのカテゴリ構成を確認しても、ワークウェア・セーフティシューズ・ワークグローブ等の区分のみで、性別によるカテゴリ分けはありません。
現行ラインナップを確認した範囲で、23.0cmから展開があるのはHeritage AIRTWIST 2.0 LOW(黒No.64.215.0/灰No.64.218.0)の2色のみです。Amazonの商品ページでも商品名に「ユニセックス」と明記されており、性別専用ラインではなく共通の型番を男女どちらにも販売している実態と一致します。
ただし本記事の執筆時点では、黒(No.64.215.0)は取り扱い店舗が限られ在庫が薄いためカード掲載を見送り、在庫を確認できたグレー(No.64.218.0)のみをカードで紹介します。黒も同一モデルの色違いなので、グレーの在庫が合わない場合は黒の取り扱い店舗を別途探す価値はあります。



「レディース」の表記で売られている店舗もありますが、型番自体は男女共通です。専用ラインを探して時間を使う必要はありません。
PUMA SAFETY(プーマセーフティ) 安全靴 Heritage AIRTWIST 2.0 LOW グレー No.64.218.0 JSAA A種 23.0cm対応 レディース/メンズ
グレーカラーのAIRTWIST 2.0 LOWです。23.0cmから展開があるため、既存の安全靴ラインで25.0cm以下のサイズが見つからず困っていた人の選択肢になります。


明るいグレーはカジュアルな服装にも合わせやすく、現場以外でも履きやすい見た目です。在庫は店舗によって変動するため、購入前にサイズ在庫を確認してください。


規格・ワイズを確認する
JSAA A種とEN ISO 20345
「プロスニーカー®」はJSAA A種の中でも公益社団法人日本保安用品協会が定める形式認定基準を満たした製品に付けられる登録商標です。欧州規格のEN ISO 20345:2011 S1/S2にも対応し、かかと部の衝撃エネルギー吸収性(20J以上)、静電気帯電防止(電気抵抗が1.0×10⁵〜1.0×10⁸Ωの範囲内)、JIS T 8106基準値以上の耐滑アウトソールといった保護性能を備えています。感電・静電気対策を重視する作業であれば、絶縁・静電気安全靴の比較記事も合わせて確認しておくと選択肢の幅が広がります。
ワイズ(幅)について
プーマ セーフティは各モデルの公式ページにワイズ(足幅)の明記が見つからず、本記事では幅規格を断定していません。幅の余裕を数値で比較したい場合は、他メーカーの2E/3E/4E表記を整理した安全靴のワイズ比較記事を参考にしてください。



規格表示は「付いているかどうか」だけでなく、どの作業で何を守るための規格かを知っておくと選ぶときに迷いにくくなります。
選び方:ローカット/ミッドカット・締め方の違い
ローカットとミッドカット
ローカットは足首が自由に動くため、しゃがむ・梯子を昇るといった足首をよく使う作業向きです。ミッドカットは足首まで覆う分サポート力が高く、重量物の運搬やねんざが気になる作業に向いています。長靴タイプとの違いが気になる場合は、水や油が多い現場向けの安全長靴の比較記事も参考になります。
紐・ベルト(フック&ループ)・ダイヤル(DISCレーシング)
紐(レース)は細かくフィットを調整できる代わりに、結び直す手間がかかります。ベルト(フック&ループ)は着脱が速い反面、締め加減の微調整幅は紐より狭くなります。ダイヤル式のDISCレーシングシステムは、甲のダイヤルを回すだけでワイヤーレースが均等に締まる仕組みで、手袋を着けたままでも調整できるのが強みです。他のスポーツブランド系セーフティシューズと比べたい場合はアシックスWINJOBのレビューも参考にしてください。



着脱の速さを優先するか、フィットの詰めやすさを優先するかで、紐・ベルト・ダイヤルの優先順位を決めると選びやすくなります。
まとめ
プーマ セーフティは、スポーツブランド由来の軽量な先芯(グラスファイバー強化合成樹脂)とJSAA A種認定を両立させたラインです。男性向けは系統(JAPAN ATHLETIC/DISC/MOTION CLOUD)と締め方(紐/ベルト/ダイヤル)で選び、小さいサイズをお探しの方はHeritage AIRTWIST 2.0 LOWのグレー(黒は在庫薄のため本記事ではカード見送り)を検討してください。見た目の選び方も含めて検討したい場合は、おしゃれな安全靴の紹介記事も参考になります。
