メナどうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回はバイク用USB電源・シガーソケットの比較です。ツーリング中にスマホのナビが充電切れで真っ暗になった経験、ありませんか?モバイルバッテリーを積むのも一つの手ですが、一度バイク側に電源を増設してしまえば、以後は充電残量を気にせず走れるようになります。
結論から言うと、スマホの充電だけならUSB-A/Type-Cの直結タイプで十分ですが、ナビやドライブレコーダーなど複数の電装品を常時使うなら、シガーソケットタイプかアクセサリー電源ユニットを併用するのがおすすめです。今回は実在確認できた商品だけを厳選して、水増しせず9点(本体7点+専用アクセサリー2点)を比較しました。
今回はデイトナ(Daytona)5点・キジマ(Kijima)3点・Kaedear(カエディア)1点、計9点を出力方式・ポート数・取付タイプの3軸で比較しました。僕自身、最初はモバイルバッテリーを積んで凌いでいたんですが、配線がタンクバッグの中でごちゃつくのが嫌になって電源を増設したクチです。愛車のどの電装品を充電・給電したいかを基準に見ていくと、愛車に合う1台が見えてきます。
結論:目的別おすすめ早見表
先に結論です。スマホの充電だけが目的ならUSB-Aの直結タイプ、ナビやタブレットまで賄うならUSB PD対応のType-Cを選んでください。ETCやドライブレコーダーなど複数の電装品を同時に増設したい場合は、シガーソケットタイプかアクセサリー電源ユニットの組み合わせが便利です。
| 製品 | タイプ | 出力 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| デイトナ 79002 | シガーソケット(1ポート) | 12V(電流はソケット規格依存) | 手持ちのシガーソケット充電器をそのまま使いたい人 |
| デイトナ 93039 | USB-A直結(1ポート) | 5V/2.1A | スマホ充電だけできれば十分な人 |
| デイトナ 98438 | USB-A直結(2ポート) | 計5V/4.8A | 同乗者用やナビと2台同時に充電したい人 |
| デイトナ 17213 | USB-C直結(1ポート) | PD3.0 最大18W | タブレットやゲーム機まで急速充電したい人 |
| キジマ 304-6222 | シガーソケット(2ポート) | PD/QC3.0急速充電対応 | シガーソケット規格のまま複数ポートに増設したい人 |
| キジマ 304-6303 | クランプ式USB-A(1ポート) | DC5V/2.8A(QC3.0) | ハンドル周りにコンパクトに増設したい人 |
| Kaedear KDR-M3A | SAE接続USB-A(1ポート) | 最大18W | バッテリー直結で高出力かつ着脱式にしたい人 |
| キジマ 304-7153 | ACC分岐ハーネス(アクセサリー) | – | ブレーキスイッチから配線を分岐増設したい人 |
| デイトナ D-UNIT 98830 | アクセサリー電源ユニット(アクセサリー) | 合計20Aまで | USB以外にもグリップヒーター等を複数追加したい人 |
バイク用USB電源・シガーソケットおすすめ7選
①デイトナ 79002|シガーソケット POWER SUPPLY(シガーソケット1ポートタイプ)



手持ちの車用シガーソケット充電器をそのまま流用できるので、すでにシガーソケット充電器を持っている人には一番安上がりな選択肢です。
| メーカー | デイトナ(Daytona) |
| 型番 | 79002 |
| タイプ | シガーソケットのみ(USB変換は別売) |
| ポート数 | 1ポート |
この製品はUSBポートを内蔵せず、車のシガーライターソケットと同じ規格の差し込み口をバイクに増設するタイプです。カー用品店で売っているシガーソケット用のUSB充電器やスマホホルダー充電器をそのまま流用できるのが最大の利点で、出力はソケットに挿す充電器側の性能に依存します。


僕は車で使っていたシガーソケット充電器をそのまま流用できたので、追加出費がほぼゼロで済みました。「すでに車用のシガーソケット充電器を持っている」「用途に応じて充電器を差し替えたい」という人にはこのタイプが向いています。逆にUSBポートがすぐ使える状態を求めるなら、②以降のUSB直結タイプのほうが取り回しはシンプルです。


②デイトナ 93039|バイク専用電源 USB-A 10.5W(5V/2.1A) 1ポート
| メーカー | デイトナ(Daytona) |
| 型番 | 93039 |
| ポート | USB Type-A×1 |
| 出力 | 5V/2.1A |
| メインキー連動 | 対応 |
USB Type-Aポートを1つ内蔵した、いわゆる「バイク専用電源」の標準モデルです。出力は5V/2.1Aで、スマホの通常充電には十分な数値です。差し込み口をフタが傘のように覆う防水設計で、急な雨でも安心して使えます。メインキー連動機能もあり、エンジンを切ればポートへの給電も止まるためバッテリー上がりの心配が少ないのも助かる点です。


タブレットのような大容量バッテリー機器の急速充電には力不足なので、そこまで求めるなら④の17213(PD対応Type-C)を検討してください。まずはスマホの充電だけ確保したい、というシンプルなニーズに応える1台です。


③デイトナ 98438|バイク専用電源 スレンダーUSB Type-A 2ポート(計5V/4.8A)



2ポートあると、スマホとナビを同時に充電できて地味に便利です。厚み13.5mmのスリム設計もハンドル周りをすっきりさせてくれます。
| メーカー | デイトナ(Daytona) |
| 型番 | 98438 |
| ポート | USB Type-A×2 |
| 出力 | 1ポートあたり最大5V/2.4A(計4.8A) |
| 本体幅 | 14mm(スレンダー設計) |
USB Type-Aポートを2つ搭載し、1ポートあたり最大2.4A、合計4.8Aまで出力できるモデルです。本体幅14mmとスリムに作られているので、スイッチボックス周りに増設してもゴツくなりにくいのが特徴です。ブレーキスイッチとフレームのボルトへの共締めで取り付けるほか、付属の延長ハーネスでヒューズボックス付近からの配線にも対応します。


2ポートあれば、運転者のスマホとタンデムシートの同乗者用スマホを同時に充電するといった使い方も可能です。僕はツーリングで彼女を乗せる時にこの2ポートタイプへ乗り換えたんですが、後部座席から「充電できない」と言われなくなったのは地味に助かっています。1ポートで足りるなら②の93039のほうがシンプルで安く済みます。


④デイトナ 17213|バイク専用USB電源 Type-C(PD3.0対応 最大18W)



タブレットやNintendo Switchのような大容量バッテリー機器を積んで走る人には、PD対応のこのモデルが一番頼りになります。
| メーカー | デイトナ(Daytona) |
| 型番 | 17213 |
| ポート | USB Type-C×1 |
| 規格 | USB PD 3.0対応 |
| 出力 | 最大18W(5V/3A・9V/2A・12V/1.5A) |
USB PD(パワーデリバリー)3.0に対応したType-Cポートを備え、最大18Wの急速充電に対応するモデルです。対応機器であればスマホはもちろん、タブレットやモバイルゲーム機の急速充電もこなせます。ブレーキスイッチとフレームのボルトに共締めするだけの簡単取り付けで、メインキー連動機能によりバッテリー上がりも防止できます。


コンパクト設計で取り付け後の見た目もすっきりしています。旧来のUSB-A規格の周辺機器しか持っていない場合は②③のType-Aモデルのほうが手持ちケーブルをそのまま使えて便利です。


⑤キジマ 304-6222|USB電源 変換アダプター シガーソケットタイプ 2ポート(Type-A/Type-C)



シガーソケットの汎用性を保ちながらPD/QC3.0急速充電にも対応しているので、①のシガーソケットタイプから一歩進みたい人に向いています。
| メーカー | キジマ(Kijima) |
| 型番 | 304-6222 |
| タイプ | シガーソケット差し込み式 変換アダプター |
| ポート | Type-A×1・Type-C×1(計2ポート) |
| 急速充電規格 | PD/QC3.0対応 |
すでにシガーソケットを装備している車体、または①のようなシガーソケット単体タイプに差し込んで使う変換アダプターです。Type-AとType-Cの2ポートを備え、どちらもPD/QC3.0の急速充電規格に対応しています。ソケットへの抜き差しだけで着脱できるので、普段は取り外しておいて必要な時だけ挿す、という使い方もしやすいです。


シガーソケット規格を活かしつつ充電性能を底上げしたい人に向いた1台です。ソケット自体をバイクに増設する必要があるので、車体にシガーソケットがまだない場合は①のようなソケット本体もあわせて用意してください。


⑥キジマ 304-6303|USB電源ポートキット シングル クランプ式(防塵/防水IP55相当)
| メーカー | キジマ(Kijima) |
| 型番 | 304-6303 |
| ポート | USB Type-A×1 |
| 出力 | DC5V/2.8A(QC3.0対応) |
| 防塵/防水 | IP55相当 |
| 取付 | クランプ式(Φ22.2対応) |
ハンドルバーやミラーステーなどΦ22.2のパイプにクランプで固定するタイプのUSB電源です。防塵/防水はIP55相当で、QC3.0の急速充電にも対応しています。標準ハンドルや23mm以上の隙間があればクランプできるので、車種を選びにくいのもポイントです。


僕のバイクはスイッチボックス周りに共締めできるボルトがなくて困っていたんですが、このクランプ式はミラーステーに挟むだけで済んだので助かりました。フレームやスイッチボックスへのボルト共締めが難しい車体でも、クランプできる隙間さえあれば取り付けられます。配線自体は別途バッテリーやアクセサリー電源まで引く必要があるので、そこは他の直結タイプと同様です。


⑦Kaedear KDR-M3A|バイク用USB電源 防水 SAEコネクター(超急速充電 最大18W)



SAEコネクターで着脱できるので、冬場だけ本体を外して保管する、といった使い方がしやすいのは地味に便利なポイントです。
| メーカー | Kaedear(カエディア) |
| 型番 | KDR-M3A |
| ポート | USB Type-A×1 |
| 出力 | 最大18W(5V/3A・9V/2A・12V/1.5A) |
| 防水規格 | IP67 |
| 接続方式 | SAEコネクター(バッテリー直結) |
バッテリーに直結するSAEコネクターハーネスを介して電源を取るタイプで、IP67の高い防水性能を備えています。本体サイズは52×28×22mmとコンパクトで、タイラップを通す簡易固定方式とベースマウント(Φ22.2/25.4対応)のどちらでも取り付けられます。ケーブルの差し込み口を照らすイルミネーション機能もあり、夜間の抜き差しがしやすいのも実用的です。


SAEコネクターなので本体だけをワンタッチで着脱でき、冬季にバイクを保管する際に本体を屋内へ持ち込む、といった使い方もできます。バッテリー直結のぶん配線作業は他の直結タイプよりやや手間がかかる点は理解しておいてください。


専用アクセサリー・パーツ
USB電源を複数増設したい場合や、USB以外の電装品(グリップヒーター・ドライブレコーダー・ETC等)もまとめて配線したい場合は、分岐ハーネスやアクセサリー電源ユニットを併用すると配線がすっきりします。ここでは代表的な2点を紹介します。
⑧キジマ 304-7153|ACC分岐ハーネスキット(ブレーキスイッチ 187平型端子)
| メーカー | キジマ(Kijima) |
| 型番 | 304-7153 |
| 用途 | ブレーキスイッチからのACC電源分岐 |
| 端子形状 | 187平型端子(汎用) |
ブレーキスイッチのカプラーに割り込ませる形で、既存配線をカットせずにACC電源を分岐できるハーネスキットです。187平型端子の汎用タイプなので、対応する端子形状の車種であれば幅広く使えます。②〜④のようなブレーキスイッチ接続タイプのUSB電源を増設する際、電源の取り出し口として活躍します。


純正配線への直接加工(配線を切って割り込ませる方法)を避けたい人には、このようなカプラーオン式の分岐ハーネスを使うことをおすすめします。取り付け前に、自車のブレーキスイッチ端子の形状が対応しているか確認してください。


⑨デイトナ D-UNIT 98830|アクセサリー電源ユニット 4系統(合計20Aまで)



USB電源だけでなくグリップヒーターや後付けメーターもまとめて管理したくなったら、このD-UNITを1台挟むのが一番スッキリします。
| メーカー | デイトナ(Daytona) |
| 型番 | 98830(D-UNIT) |
| 系統数 | 4系統(ギボシ端子×3・丸端子×1) |
| 電流容量 | 合計20A以下(内蔵ヒューズで調整可) |
| 連動 | メインキー連動でON/OFF |
USB電源・ホットグリップ・後付けメーター・ドライブレコーダーなど、複数の12Vアクセサリーの電源を1か所にまとめて管理できるユニットです。バッテリーから直接電源を取ることで各機器への負担を軽減しつつ高出力を確保でき、電源のON/OFFはメインキーと連動します。内蔵の低背ブレードヒューズ(7.5A×1・5A×2・2A×1)を交換すれば、系統ごとの電流容量を調整することも可能です。


僕はグリップヒーターとドライブレコーダーを後から追加した時にヒューズボックスの空きが足りなくなり、このユニットを導入して配線をまとめました。①〜⑦のUSB電源を複数個同時に増設したい、あるいはUSB電源以外の電装品もまとめて追加したい、という段階になったら検討する価値のあるパーツです。単体のUSB電源1つだけで足りるうちは、無理に導入する必要はありません。


バイク用USB電源の選び方
「シガーソケット」と「USB直結」、何が違う?
シガーソケットタイプは車と同じ規格の差し込み口を増設し、そこに好きな充電器を挿す方式です。手持ちの充電器を使い回せる柔軟性がある一方、ソケット本体と充電器の2つを揃える必要があります。USB直結タイプはUSBポートそのものが最初から本体に内蔵されているため、届いたその日から充電できる手軽さが利点です。用途に迷ったら、まずはUSB直結タイプから検討するのがシンプルです。
出力(W数)で選ぶ:スマホだけかタブレットまで賄うか
スマホの通常充電が目的なら5V/2.1A前後のUSB-Aタイプで十分です。タブレットやゲーム機のような大容量バッテリー機器まで急速充電したい場合は、USB PD対応のType-Cタイプ(最大18W前後)を選んでください。出力が足りないと「充電しているのに減っていく」という状態になりがちなので、普段充電したい機器の対応規格を事前に確認しておくと失敗しにくいです。
防水規格とメインキー連動の有無を確認する
僕は一度、防水表記のない安物のUSB電源を使っていて、梅雨時の通勤中に接触不良を起こした経験があります。バイクは雨天走行や洗車で水にさらされる機会が多いため、防水設計(フタ付き・IP規格表記など)は必ず確認してください。また、メインキーに連動してON/OFFが切り替わるタイプは、エンジンを切った後の待機電力によるバッテリー上がりを防ぎやすいので、長期間乗らない期間がある人には特におすすめです。バッテリー直結タイプを選ぶ場合は、暗電流(常時消費する微弱な電力)の数値も併せて確認しておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. シガーソケットタイプとUSB直結タイプ、どちらを選ぶべき?
A. すでに車用のシガーソケット充電器を持っているならシガーソケットタイプ、初めて揃えるならUSB直結タイプが手間なくおすすめです。USB直結タイプは届いてすぐ使え、シガーソケットタイプは充電器を後から差し替えられる柔軟性があります。
Q. USB電源を複数個・複数の電装品を増設したい時はどうすればいい?
A. デイトナ D-UNITのようなアクセサリー電源ユニットを1台挟むのがおすすめです。USB電源に加えてグリップヒーターやドライブレコーダーなど複数の12Vアクセサリーの電源を1か所にまとめて管理でき、配線もすっきりします。
Q. USB電源の防水性能はどのくらい必要?
A. 最低限「フタ付きの防水設計」であることは必須と考えてください。IP55やIP67のような防水等級が明記されている製品であれば、雨天走行や洗車時の水しぶきにもより安心して使えます。
まとめ
バイク用USB電源・シガーソケット9点(本体7点+専用アクセサリー2点)を、出力方式・ポート数・取付タイプの3軸で比較しました。スマホの充電だけならUSB-Aの直結タイプ、タブレットまで賄うならPD対応のType-C、複数の電装品をまとめたいならアクセサリー電源ユニットの併用が基本の選び方です。ツーリング中の充電切れに悩んでいる人は、今回紹介した中から普段の用途に合う1台を選んでみてください。









