【海外旅行者向け】海外旅行用の変換プラグ・変圧器おすすめ12選|変圧器は要る?行き先と家電の電圧で選ぶ

海外旅行用の変換プラグ・変圧器12選 行き先と家電の電圧で選ぶ
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海外旅行に持っていく電源まわりの準備は、この記事の3点で決まります。行き先のコンセントの形(プラグ形状)、持っていく機器が海外の電圧に対応しているか、そして機器の消費電力です。このうち変換プラグは「形を合わせる」道具で、電圧は変えません。電圧を変えるのは変圧器(ダウントランス)の役目です。

結論として、複数の国をまわるならマルチ型、行き先が1か国なら単一形状、100V専用機器を使うなら変圧器がおすすめです。この記事では、海外旅行用の変換プラグ・変圧器おすすめ12選として、行き先ごとの早見表と「変圧器が要るか」の判断手順をそろえました。マルチ型の変換プラグ5点、国ごとの単一形状プラグ3点、変圧器4点です。価格は2026年10月29日時点の掲載価格をもとにした帯表記で、変動します。

メナ

先に「持っていく機器の表示」を見るのが近道です。100-240Vと書いてあれば、変圧器は要りません。

目次

結論|行き先のプラグ形状と、機器の100-240V表示で決まる

先に結論です。行き先と家電の電圧で選ぶのが基本で、スマホやノートPCの充電器が「100-240V」対応なら、変換プラグだけで足ります。日本専用の100V機器は変圧器が必要で、ドライヤーのような熱器具は消費電力が大きく、変圧器を足すより海外対応品を選ぶほうが現実的です。

こんな人選ぶものこの記事の候補
スマホ・ノートPCの充電器が100-240V対応変換プラグだけ複数国ならマルチ型、1か国なら単一形状
1回の旅行で複数の国をまわるマルチ型の変換プラグカシムラ NTI-509 / NTI-513、エレコム ECT-32-15A2CWH、サンワ TR-AD4BK、無印良品 MJ-TPA1
行き先が1か国に決まっている単一形状プラグサンワ TR-AD20(BF)・TR-AD25(O)・TR-AD21(SE)
日本専用100Vの機器を持っていく変換プラグ+変圧器カシムラ NTI-352 / NTI-1002 / NTI-200、BESTEK MRZ201HU-PD
ドライヤー・アイロンを使いたい海外対応の機器を現地用に日本の機器に変圧器を足す方法は、大きく重くなりがちです

変圧器が要るかの判断手順|3ステップで決める

①機器とACアダプタの表示を見る

機器本体や充電器(ACアダプタ)のラベルにある入力電圧を見ます。カシムラの「変圧器、変換プラグの選び方」によると、電化製品自体が海外対応(100-240V仕様)している場合にだけ、変換プラグだけで使えます。変換プラグには変圧の機能がありません。サンワサプライの対応表にも、海外電源変換アダプタには電圧の変換機能がないと書かれています。

機器・ACアダプタの表示必要なものひとこと
「100-240V」(50/60Hz)と書いてある変換プラグだけスマホ・ノートPC・カメラの充電器は、このタイプが多くあります
「100V」のみ(日本専用)変圧器+変換プラグ渡航先が220-240Vなら降圧(ダウントランス)が必要です
ドライヤー・アイロン・ケトルなど熱を出す機器海外対応品に替える消費電力の3倍以上の容量の変圧器が必要で、大型・重量になります
医療器具変圧器は使えません変圧器の商品ページに「医療器具にはお使いいただけません」と書かれています

②周波数の表示も確認する

周波数は、機器の表示で確認します。NITE(製品評価技術基盤機構)の製品安全情報マガジン Vol.142は、仕様と異なる周波数の地域で使うと発煙・発火のおそれがあるとして、取扱説明書や電気製品の周波数表示(60Hz、50Hz、50Hz/60Hz)を見て確認するよう呼びかけています。これは国内の東西の周波数差の事例ですが、機器の表示を見て確認する考え方は海外でも同じです。

③消費電力から変圧器の容量を決める

変圧器は「消費電力に余裕のある容量」を選びます。カシムラの商品説明では、連続使用(30分以上)なら定格容量の80%を超えないこと、熱を発生する製品・モーター内蔵の製品・起動時に大きな電流が流れる製品は、消費電力の3倍以上の定格容量が必要とされています。たとえば100W(定格)の変圧器で熱を出す機器を使うなら、目安は約33W以下です。アイロン・ホットプレート・ドライヤー・炊飯器・ケトルなど、容量を超える家電は使えません。

ドライヤーは、カシムラが消費電力600〜1200Wの例で、3600Wくらいまで使える変圧器でなければ使えないと説明しています。旅行用の小型変圧器では足りないので、海外対応のドライヤーを使うか、ホテルの備品を使う前提で計画するほうが現実的です。

メナ

変圧器は「入力電圧」と「定格容量」の2つを見ます。容量は消費電力より余裕を持たせます。

渡航先別の早見表|電圧とプラグ形状

主な渡航先の電圧とプラグ形状を、サンワサプライの「海外電源プラグ対応表」(アジア・北米・ヨーロッパ・オセアニア・中近東の各ページ)をもとに並べました。カッコ内は一般的ではなく、まれにあるものです。複数の電圧・形状が書かれている国は、地域や建物によって違う場合があります。

行き先電圧(V)プラグ形状選び方の目安
アメリカ・カナダ・ハワイ・グアム120A機器が100-240V対応ならそのまま使えます。100V専用機器は変圧器が必要です
台湾110A同上。電圧は日本に近いが、機器の表示は確認
韓国(110)/220C/SESEタイプ(TR-AD21)か、C対応のマルチ型
中国220A/B/B3/BF/C/O/O2形が混在。Oタイプ(TR-AD25)かマルチ型が安心
タイ220A/BF/Cマルチ型が無難(BFならTR-AD20)
ベトナム(110)/220A/(BF)/C/(SE)マルチ型
シンガポール230(B3)/BFBFタイプ(TR-AD20)
マレーシア240BFBFタイプ(TR-AD20)
インドネシア(110)/220-240B/C/SEマルチ型かSEタイプ
香港220(B)/BFBFタイプ(TR-AD20)
イギリス220-240BFBFタイプ(TR-AD20)
ドイツ230C/SESEタイプ(TR-AD21)かC対応のマルチ型
フランス220C/SESEタイプ(TR-AD21)かC対応のマルチ型
イタリア220CCタイプに対応するもの(NTI-509・NTI-513・TR-AD4BK)
スペイン220C/(SE)C対応のマルチ型が無難
オーストラリア240OOタイプ(TR-AD25)
ニュージーランド230/240OOタイプ(TR-AD25)
アラブ首長国連邦(ドバイ)220-240BFBFタイプ(TR-AD20)

電圧が「220-240V」の国でも、機器が100-240V対応なら変圧器は要りません。形が合わなければ変換プラグだけを足します。周波数(Hz)は国別の一次資料を確認できていないため、この表には載せていません。機器の表示で確認してください。

メナ

混在国は、1つの形に決め打ちせず、マルチ型を持つと安心です。

マルチ変換プラグ5選|複数の国をまわる人向け

1台で複数の形状をカバーするタイプです。USB充電ポート付きなら、スマホとノートPCの充電を1か所にまとめられます。充電器そのものの選び方はGaN USB-C充電器の比較記事で、機内や移動中の給電は大容量モバイルバッテリーの記事で扱っています。

カシムラ NTI-509|USB-C 30W付きで1台にまとめたい人向け

項目内容
壁側の対応形状A/C/O/BFタイプ(本製品に差し込める日本側プラグはA/BF/C/O/O2/SE)
定格入力110-250V、ACコンセント 250V 6A(1500W)/110V 6A(660W)
USB出力USB-C:最大30W(PD)、USB-A:最大18W、3ポート合計最大15W(5V 3A)
重量145g(67W×56H×52Dmm)
安全表示例外承認対象品(海外で使用するための製品で日本国内では使用できません)
メナ

USB-C 30Wは、PD対応のスマホやタブレットに向く出力です。

USB-Cが最大30Wで、PD対応のスマホやタブレットを速く充電できる点が選定理由です。壁側はA/C/O/BFの4形状に対応し、商品ページではC形状を含む4種類のコンセントに対応すると書かれているため、イタリアなどCタイプの国をまわる旅にも向きます。

カシムラ NTI-509

ターゲットは、アメリカ・ヨーロッパ・アジア・オセアニアを1回の旅行でまわり、スマホとノートPCを同時に充電したい人です。

カシムラ NTI-509

注意点は3つです。3ポートの合計出力は最大15Wで、同時に充電すると5V出力になります。変圧機能はなく、日本国内では使えません。重さは145gで、単一形状のプラグより重く感じます。ピンのぐらつきや、使用中の発熱・異臭が出たら、そこで使用をやめて買い替えの目安にしてください。


カシムラ NTI-513|77gの軽さとUSB-C PD20Wが欲しい人向け

項目内容
壁側の対応形状A/C/O/BFタイプ(コンセント側はAタイプ×2口)
定格AC入力100-240V 50/60Hz、ACコンセント定格10A 250V(2口合計)
USB出力USB-C:PD20W、USB-A:QC20W(1ポート単独時)、2ポート同時は合計最大15W
重量77g(38.5W×46.5H×65Dmm)
安全表示例外承認対象品(海外で使用するための製品で日本国内では使用できません)

NTI-509と同じ壁側4形状(A/C/O/BF)で、77gと軽い点が選定理由です。USB-CはPD20W、USB-AはQC20Wで、スマホの充電を中心に使う旅行向けです。

カシムラ NTI-513

ターゲットは、荷物を軽くしたい、ノートPCの充電は別のACアダプタで行う人です。出力側のコンセントはAタイプが2口あるので、スマホ用のACアダプタとほかの小物を同時に挿せます。

カシムラ NTI-513

デメリットは、USB-Cが20Wでノートの高出力充電には足りないことと、2ポート同時だと合計15Wに下がることです。変換プラグは電圧を変えないため、100-240V対応でない機器は別に変圧器が必要です。


エレコム ECT-32-15A2CWH|日本のPSE適合品で選びたい人向け

項目内容
壁側の対応形状A/BF/O/SEの4形状(スライド式)。Cタイプのコンセントには挿し込めません
定格AC側:Aタイプ10A 125V 合計1250Wまで、BF・O・Cタイプ10A 250V 合計2300Wまで、USB側入力AC100V-250V 50/60Hz
USB出力USB-C:15W(5V/3.0A)、USB-A:12W(5V/2.4A)×2、同時使用は合計15W
重量約210g(幅約75mm×奥行約61mm×高さ約63mm)
安全表示PSE(特定電気用品)適合、日本国内でも使用可(3ピンプラグを使える環境が必要)
メナ

Cタイプのコンセントに挿せない点は、購入前に必ず確認してください。

スライドでプラグを出し入れする一体型で、日本の電気用品安全法(PSE)に適合した製品だと商品ページに明記されています。日本国内でも使えるため、国内のコンセントタップで事前に充電動作を試せる点が選定理由です。

エレコム ECT-32-15A2CWH

ターゲットは、アメリカ・ヨーロッパ(ドイツ・フランス)・韓国・オーストラリア・シンガポールなどをまわる人です。商品ページには、Aタイプ(アメリカ・カナダ・台湾など)、BFタイプ(イギリス・香港・シンガポールなど)、Oタイプ(オーストラリア・中国・ニュージーランドなど)、SEタイプ(韓国・ドイツ・フランスなど)が主要対応国として挙がっています。

エレコム ECT-32-15A2CWH

デメリットは、Cタイプのコンセントに挿し込めないことです。イタリアなどCのみの国は対象外になります。重さは約210gで、今回のマルチ型の中ではやや重めです。


サンワサプライ TR-AD4BK|行き先が決まっていない人向けの9形状対応

項目内容
対応プラグ形状A、B、BF(新規格BF対応)、B3、C、SE、O、O2、CB(9タイプ)
定格許容容量6A 250V
USB出力USBポートなし
重量55g(W50×D16.5×H105mm)
安全表示電気用品安全法(PSE)技術基準適合品表示(商品ページ記載)。本製品は日本国内では使用できません
メナ

USBポートがない代わりに、9形状を55gで持てます。

分割・合体・変形させて、ほぼ全世界の一般電源用プラグ9種類に変換できる点が選定理由です。商品ページでは158か国に変換可能とされ、厚さ16.5mmで、3年間の長期保証もあります。

サンワサプライ TR-AD4BK

ターゲットは、行き先がまだ決まっていない人や、アジアから中東・ヨーロッパへと国をまたぐ旅の人です。USBポートがないため、充電はスマホ付属のACアダプタを挿す形になります。

サンワサプライ TR-AD4BK

デメリットは、USB充電ができないことと、国ごとに組み替える手間があることです。商品ページには、国によってコンセントの形が統一されておらず、特殊な構造のコンセントでは使えない場合があるとも書かれています。


無印良品 MJ-TPA1|軽さと収納袋で選ぶ人向け

無印良品 トラベル用変換プラグアダプター MJ-TPA1
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項目内容
対応プラグ形状商品ページに「全世界のコンセントプラグに対応可能」と記載(形状の個別記載なし)
定格販売ページに記載なし
USB出力販売ページに記載なし
重量約70g(梱包材含む約100g)、約幅5×奥行2×高さ10.8cm(収納時)
安全表示販売ページに記載なし(「日本国内では使用できません」の注意表記あり)
メナ

定格とUSB出力は商品ページに記載がないので、購入前に確認してください。

無印良品の公式店で購入できる変換プラグです。組み合わせ図がプリントされた収納袋が付属し、どの形状をどう組むかが袋で分かる点を選定理由にしました。

無印良品 トラベル用変換プラグアダプター MJ-TPA1

ターゲットは、無印良品のトラベル用品で旅の持ち物をそろえたい人です。約70gで、収納時はスマホより小さくなります。

無印良品 トラベル用変換プラグアダプター MJ-TPA1

デメリットは、商品ページに定格電流とUSB出力の記載がないことです。購入前に商品ページで確認し、スマホやノートPCを充電する場合は、付属のACアダプタ側の対応を見てください。


単一形状プラグ3選|行き先が決まっている人向け

行き先が1か国なら、その国の形状だけを持つほうが軽く、安く済みます。ここでは、BF・O・SEの3形状を、サンワサプライの日本製・PSE適合品で選びました。Aタイプ(アメリカ・カナダ・台湾など)の国では、カシムラのよくある質問によると、使う機器が海外対応(100-240V対応)ならそのまま使えます。日本仕様(100V)の機器は、別売の変圧器が必要です。

サンワサプライ TR-AD20(BFタイプ)|イギリス・シンガポール・マレーシア向け

項目内容
対応プラグ形状BFタイプ
主な対応国イギリス、シンガポール、香港、アルゼンチン、マレーシア、インド、タイ、南アフリカなど
定格6A・250V
重量56g(W49×D49×H46mm)
安全表示PSE適合規格あり(海外向けで日本国内では使用不可)

イギリス系の3本ピン(BFタイプ)に変換する単品です。日本製で、PSE適合規格ありと商品ページに書かれている点を選定理由にしました。

サンワサプライ TR-AD20

ターゲットは、イギリス・シンガポール・マレーシア・香港など、BFの国を中心にまわる人です。1つで形が合うので、ホテルで探す手間が省けます。

サンワサプライ TR-AD20

デメリットは、USB充電ポートがなく、電圧も変えないことです。ほかの国には使えないため、複数国の旅にはマルチ型が向きます。差込口の緩みや本体の割れが出たら、買い替えの目安です。


サンワサプライ TR-AD25(Oタイプ)|オーストラリア・ニュージーランド向け

項目内容
対応プラグ形状Oタイプ
主な対応国オーストラリア、ニュージーランド、中国、クック諸島、フィジー、パプアニューギニアなど
定格6A・250V
重量販売ページに記載なし(W32×D45×H32mm)
安全表示PSE適合規格あり(海外向けで日本国内では使用不可)

オーストラリアとニュージーランドで使われるOタイプの単品です。W32×D45×H32mmと小さく、スーツケースのポケットに入れやすい点が選定理由です。

サンワサプライ TR-AD25

ターゲットは、オセアニアへ行く人です。中国もサンワの対応表ではOタイプを含みますが、複数の形が混在するため、中国は余裕を持ってマルチ型も用意するのが安心です。

サンワサプライ TR-AD25

デメリットはTR-AD20と同じで、USB充電ポートがなく、電圧も変えないことです。


サンワサプライ TR-AD21(SEタイプ)|ドイツ・スペイン・韓国向け

項目内容
対応プラグ形状SEタイプ
主な対応国ドイツ、オランダ、スペイン、オーストリア、スイス、スウェーデン、インドネシア、韓国など
定格6A・250V
重量30g(W32×D53×H32mm)
安全表示PSE適合規格あり(海外向けで日本国内では使用不可)

ヨーロッパ大陸と韓国の丸ピンコンセントに対応するSEタイプの単品です。30gと軽い点が選定理由です。

サンワサプライ TR-AD21

ターゲットは、ドイツ・フランス・スペインなどヨーロッパ大陸と、韓国をまわる人です。サンワの対応表では、イタリアはCタイプで、この製品の主な対応国には含まれません。イタリアへ行く場合は、C対応のマルチ型を選んでください。

サンワサプライ TR-AD21

デメリットは、USB充電ポートがないことです。スマホは付属のACアダプタで充電します。


変圧器(ダウントランス)4選|日本専用100V機器を持っていく人向け

変圧器は、渡航先の電圧(220-240Vなど)を日本の100Vに下げる機器です。選ぶときは入力電圧、定格容量、使う機器の消費電力の3つを見ます。熱を出す機器は、容量が消費電力の3倍以上必要です。変圧器は変換プラグの機能を持たないものも多く、渡航先の形状に合う変換プラグも必要です。

カシムラ NTI-352(220-240V用 35W)|スマホ・小型機器向け

項目内容
入力電圧AC220-240V 50/60Hz
出力・容量出力AC100V、定格容量35W
重量285g(53W×74H×42Dmm、コード長43cm)
保護・安全サーマルプロテクタ(自動復帰)内蔵、医療器具には使用不可

220-240Vの国で、35Wまでの日本の電化製品を使える小型の変圧器です。サーマルプロテクタ(自動復帰)が入っている点が選定理由です。

カシムラ NTI-352

ターゲットは、ヨーロッパやオセアニアで、100V専用の小型の機器(充電器など)を1〜2台使いたい人です。熱を出す機器の目安は、定格35Wの約3分の1の約11W以下になります。

デメリットは、容量が小さく、アイロン・ドライヤーなどは使えないことです。連続30分以上の使用は、定格容量の80%(28W)以内に収めてください。本体が熱くなる、コードが傷むといった異常が出たら、使用をやめて買い替えてください。


カシムラ NTI-1002(220-240V用 100W)|ノートPCや小型家電向け

項目内容
入力電圧AC220-240V 50/60Hz
出力・容量出力AC100V、定格容量100W
重量760g(65W×110H×62Dmm、コード長95cm)
保護・安全サーマルプロテクタ(自動復帰)内蔵、医療器具には使用不可

100Wまで使える容量が、NTI-352との違いです。コード長が95cmあり、ホテルの壁から少し離れた場所に置きやすい点を選定理由にしました。

カシムラ NTI-1002

ターゲットは、日本のノートPCのACアダプタなど、100V専用で消費電力が数十Wの機器を持っていく人です。連続30分以上は、定格の80%にあたる80W以内に収めます。

デメリットは重量が760gで、旅行の荷物としてはかなり重いことです。熱を出す機器の目安は約33W以下で、ドライヤーやアイロンは使えません。


カシムラ NTI-200(110-130V用300W/220-240V用200W)|アメリカにもヨーロッパにも行く人向け

項目内容
入力電圧AC110-130V、AC220-240V(50/60Hz)
出力・容量出力AC100V、130V地域は300W、240V地域は200W
重量1250g(80W×120H×68Dmm、コード長145cm)
保護・安全サーマルプロテクタ(自動復帰)内蔵、医療器具には使用不可

110-130Vの国と220-240Vの国の両方で使える点が選定理由です。入力が2系統で、アメリカやハワイのような110-130Vの国と、ヨーロッパやオセアニアのような220-240Vの国の両方に、1台で対応できます。

カシムラ NTI-200

ターゲットは、長期滞在や、複数地域を通して100V専用機器を使いたい人です。130V地域は300W、240V地域は200Wまでで、コード長は145cmあります。

デメリットは1250gという重さと大きさです。短い旅行で持ち歩くものではなく、長期滞在向けです。熱を出す機器は、240V地域の200Wなら約66W以下が目安です。


BESTEK MRZ201HU-PD(正弦波・USB-C PD35W付き)|変圧器と充電器を1台にまとめたい人向け

BESTEK 海外旅行用変圧器 正弦波 USB-C PD35W MRZ201HU-PD
created by Rinker
項目内容
入力電圧100-180V、180-240V(50/60Hz)
出力・容量出力100V 50/60Hz。入力100-180V時は150W(Total)、180-240V時は200W(Total)。出力波形は正弦波
重量約385g(約幅171mm×奥行83mm×高さ39mm)
保護・安全LED赤は過熱・過負荷などで保護機能が作動した状態。商品名に「経済産業省承認済」の表記あり(ショップ表記)
メナ

変圧器と充電器を1台にまとめると、持ち物が減ります。

変圧器・変換プラグ・電源タップ・USB充電器・アダプターの5役を1台にまとめた商品(商品説明では「1台5役」)です。商品ページでは、ACコンセントが2口(アース口付き)、USB-A 3口、USB-C 1口(最大35W)と書かれ、付属のプラグはEU・UK・US・AUです。変圧器とUSB充電器をまとめたい人の選択肢として選びました。

BESTEK MRZ201HU-PD

ターゲットは、日本のACアダプタ機器を数点とスマホをまとめて充電したい人です。入力が100-180Vと180-240Vの2系統なので、アメリカでもヨーロッパでも使えます。

BESTEK MRZ201HU-PD

デメリットは、容量が150W/200Wと小型変圧器より大きい代わりに、385gの重さがあることです。「経済産業省承認済」はショップ側の表記なので、安全面は商品ページの表示と取扱説明書を確認してください。NITE(製品評価技術基盤機構)は、PSマークは事業者が自ら表示するもので、個人輸入品には必要な検査なしでマークが付くことがあると注意を呼びかけています。国内の販売店から買い、販売店の表記を確認しましょう。


アクセサリー|変圧器にあわせて持つ変換プラグの組み合わせ

変圧器は電圧を変える機器で、壁のコンセントの形までは変えません。変圧器を持っていく場合は、渡航先の形に合う変換プラグを足します。新しく買い足すものはなく、この記事で紹介した変換プラグと組み合わせる考え方です。

変圧器とマルチ型の変換プラグを組み合わせる

複数の国をまわるなら、変圧器の電源プラグ側に、マルチ型(NTI-509・NTI-513・TR-AD4BKなど)を挿して形を合わせます。カシムラの変圧器NTI-352・NTI-1002は本体電源プラグがCタイプ、NTI-200はAタイプなので、挿す国のコンセント形状に合わせて選んでください。

変圧器と単一形状プラグを組み合わせる

行き先が決まっているなら、その国の単一形状(BFならTR-AD20、OならTR-AD25、SEならTR-AD21)を足すと軽く済みます。BESTEK MRZ201HU-PDは、商品ページでEU・UK・US・AUのプラグが付属すると書かれているため、渡航先によっては追加が要りません。ただし商品ページには、付属のBF・A・Oプラグにはアース用のプラグがあり、渡航先のコンセントにアース穴がない場合は使えないので、別にプラグを買うよう注意書きがあります。

メナ

変圧器は、プラグの形も電圧も別々に確認します。

12点の比較表|形状・出力・重量・価格帯

価格帯は2026年10月29日時点の掲載価格をもとにした帯表記で、モールやタイミングで変わります。購入前に各ショップの表示を確認してください。

商品タイプ壁側の形状・入力USB出力重量価格帯
カシムラ NTI-509マルチ型A/C/O/BFUSB-C 30W(PD)・USB-A 18W、合計15W145g2千円台後半〜4千円台
カシムラ NTI-513マルチ型A/C/O/BFUSB-C PD20W・USB-A QC20W、同時は合計15W77g3千円台
エレコム ECT-32-15A2CWHマルチ型A/BF/O/SE(Cタイプ不可)USB-C 15W・USB-A 12W×2、合計15W約210g3千円台
サンワ TR-AD4BKマルチ型9タイプなし55g1千円台後半〜3千円台
無印良品 MJ-TPA1マルチ型全世界対応(記載)販売ページに記載なし約70g2千円台
サンワ TR-AD20単一形状BFなし56g1千円台
サンワ TR-AD25単一形状Oなし販売ページに記載なし1千円台
サンワ TR-AD21単一形状SEなし30g1千円台
カシムラ NTI-352変圧器入力220-240V/35W–285g2千円台後半〜4千円台
カシムラ NTI-1002変圧器入力220-240V/100W–760g4〜5千円台
カシムラ NTI-200変圧器入力110-130V・220-240V/300W・200W–1250g6〜8千円台
BESTEK MRZ201HU-PD変圧器入力100-180V・180-240V/150W・200WUSB-C最大35W・USB-A 3口約385g4千円台

持ち物チェック|出発前に見る6点

旅行の準備を表にしました。旅の持ち物は、スーツケース選びのキャスター交換式スーツケース比較もあわせて見てください。

荷物をまとめる収納や小物は、無印良品のトラベルグッズ55選で選べます。

持ち物確認すること
変換プラグ行き先のプラグ形状(早見表)、複数国ならマルチ型
スマホ・ノートPCの充電器ラベルの入力が「100-240V」か、周波数(50/60Hz)の表示があるか
変圧器100V専用の機器を持つ場合だけ。入力電圧と定格容量、消費電力の3倍・80%の目安
ドライヤー・アイロンなど熱器具日本の機器に変圧器を足すのは避け、海外対応品を選ぶ
USB充電器PD対応か、合計出力(複数ポートで下がる)
予備差込口の緩み・発熱がないかを出発前に1度試す

海外旅行の変換プラグ・変圧器のよくある質問

変換プラグと変圧器の違いは何ですか?

変換プラグは、コンセントの形を合わせる道具で、電圧は変えません。変圧器は電圧を変える機器です。機器が100-240V対応なら変換プラグだけで足ります。

スマホの充電器に変圧器は要りますか?

充電器のラベルに「100-240V」と書かれていれば要りません。表示が「100V」のみなら変圧器が必要です。

日本のドライヤーは海外で使えますか?

日本専用の100Vドライヤーは、消費電力の3倍以上の容量の変圧器が必要で、旅行用の小型変圧器では足りません。海外対応のドライヤーを使うのが現実的です。

イタリアに行くときのプラグは?

サンワサプライの対応表では、イタリアはCタイプです。C対応のマルチ型(カシムラ NTI-509・NTI-513、サンワ TR-AD4BK)を選んでください。エレコム ECT-32-15A2CWHはCタイプのコンセントに挿し込めません。

あわせて読みたい

スマホやノートPCの充電器そのものは、GaN USB-C充電器の比較記事が参考になります。

移動中の給電は、大容量モバイルバッテリーの記事へ。

荷物の入れ物は、キャスター交換式スーツケースの比較をどうぞ。

まとめ

海外旅行の電源準備は、行き先のプラグ形状、機器の「100-240V」表示、消費電力の3点で決まります。複数の国をまわるならマルチ型、1か国なら単一形状、100V専用機器を使うなら変圧器です。熱を出す機器は、変圧器を足すより海外対応品を選びましょう。出発前に、渡航先の形状と機器のラベルを確認してください。

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