メナどうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回は防寒ジャケット・つなぎの比較です。空調服の冬版とも言える、非電熱の一般防寒ウェアをまとめました。
結論から言うと、軽さと動きやすさならBURTLE 7210・7420、保温力重視なら自重堂48350、アウトドア寄りで電熱パッドの装着にも対応するならBURTLE 5020、コスト重視なら桑和43800、使い勝手重視ならミドリ安全M4057、腰回りまで守るならTSデザイン5120のオーバーオールが候補になります。自重堂48420は、サイズ幅の広さで選ぶフード付きの定番です。
今回はBURTLE(バートル)、自重堂、桑和(SOWA)、ミドリ安全、TSデザイン(藤和)の主要ワークウェアブランド5社から、ジャケット7製品とつなぎ(オーバーオール)1製品の計8製品を比較しました。素材・保温構造・型の3軸で見ていくと、現場に合う1着が見えてきます。
防寒作業着は、空調服(夏の送風冷却ウェア)の冬版にあたる存在です。電熱ベストのような機能特化型ではなく、素材と構造で保温する一般的な防寒ジャケット・つなぎが対象で、屋外作業やバイク通勤など幅広い場面で使えます。
結論:目的別おすすめ早見表
先に結論です。迷ったら、「軽さと動きやすさを重視したい」ならBURTLE 7210・7420、「とにかく暖かさを求めたい」なら自重堂48350、「腰回りまでしっかり防寒したい」ならTSデザイン5120のオーバーオールを選べば間違いありません。
| 製品 | 素材/保温構造 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| BURTLE 7210 | マイクロドットシェル/サーモトロン ラジポカ | 軽量・防風・保温、耐水圧2000m/m | 軽さと動きやすさ重視の現場作業 |
| BURTLE 7420 | 高密度エコリップストップ/サーモトロン ラジポカ | 再生糸使用の軽防寒、防風性・撥水 | 動きやすさ重視で秋冬の寒さをしのぎたい人 |
| BURTLE 5020 | リップストップシェル+コーデュラナイロン | 耐水圧10,000mm、電熱パッド装着対応 | アウトドア寄りのデザインで防寒したい人 |
| 自重堂 48350 | サーモコア100gキルト中綿 | ポリエステル綿比2倍の保温力と記載 | 高い保温力を求める人 |
| 自重堂 48420 | 中綿入り(素材は公式記載なし) | 撥水加工、二重袖仕様、SS〜5L | サイズ幅の広い定番フード付きを探す人 |
| 桑和 43800 | ポリエステル100%/裏起毛 | 撥水性、保温性と記載されたシンプル仕様 | コストを抑えたい秋冬作業 |
| ミドリ安全 M4057 | 部位別中わた(身頃100g/袖60g)+衿ボア | 多彩なポケット | 細かい使い勝手を重視する人 |
| TSデザイン 5120 | 綿100%ブロックツイル/オーバーオール型 | 腰回りの隙間風を防ぎやすいつなぎ型 | 腰回りまでしっかり防寒したい人 |
防寒ジャケット・つなぎおすすめ8選
BURTLE(バートル) 7210 防寒ブルゾン(大型フード付) 男女兼用
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表地・素材 | マイクロドットシェル、撥水加工、ラミネートコーティング |
| 裏地・中綿 | 全天候型保温素材(サーモトロン ラジポカ)、帯電防止(メガーナ)。表地・裏地・中綿:ポリエステル100% |
| 機能の記載 | 軽量、防風、保温、耐水圧2000m/m。首まわりにマイクロブロックフリース |
| サイズ展開 | SS〜5L(ユニセックス) |



真冬の屋外作業でずっと着ていたのがこのバートル7210で、軽いのに裏地のサーモトロンラジポカのおかげで芯から冷えるあの感じがなく、フードをかぶったままヘルメットの上からでもすっぽり収まるのが地味に助かりました。
BURTLE(バートル)の7210は、軽量・防風・保温に優れたマイクロドットシェルを表地に使った防寒ブルゾンです。内側には全天候型保温素材「サーモトロン ラジポカ」を配し、静電気防止素材「メガーナ」を内蔵。首まわりにはマイクロブロックフリースを採り、男女ユニセックスの着用に対応します。大型フード付きのブルゾンです。


中に重ね着することを前提にした軽量タイプなので、極寒地で長時間動かない屋外作業では、中綿のボリュームがあるモデルのほうが向く場面もあります。


軽さと動きやすさを重視しつつ、防風・保温も確保したい現場作業者におすすめです。
BURTLE(バートル) 7420 軽防寒ジャケット(ユニセックス)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表地・素材 | 高密度エコリップストップ、カレンダー加工(防風性)、耐久撥水加工。ポリエステル100%(リサイクルポリエステル36%含) |
| 裏地・中綿 | 全天候型保温素材「サーモトロン ラジポカ」、帯電防止「メガーナ」。裏地・中綿:ポリエステル100% |
| 機能の記載 | 防風性、耐久撥水加工、帯電防止 |
| サイズ展開 | S、M、L、LL、3L、4L |
BURTLE(バートル)の7420は、再生糸を使ったエコリップストップ素材のスポーティな軽防寒ジャケットです。バートル公式ショップでは表地に「高密度エコリップストップ、カレンダー加工(防風性)、耐久撥水加工」、裏地に全天候型保温素材「サーモトロン ラジポカ」と帯電防止「メガーナ」と記載されています。ユニセックスで、ミルスグリーン、ネイビー、ブラック、サーフブルー、カーディナルの5色展開です。


名称のとおり軽防寒の位置づけで、厚手の防寒ブルゾンほどのボリュームはありません。冷え込みが厳しい日は、インナーやカイロとの併用を前提に選ぶのが現実的です。


通勤や移動の多い現場など、動きやすさを保ちながら秋冬の寒さをしのぎたい人におすすめです。
BURTLE(バートル) 5020 サーモクラフト 防寒ジャケット(ユニセックス)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表地・素材 | リップストップシェル、ヨーク部コーデュラナイロン。ポリエステル100%(別布:コーデュラナイロン100%) |
| 裏地・中綿 | 裏地・中綿:ポリエステル100% |
| 機能の記載 | 撥水性・防風性、耐水圧10,000mm、サーモクラフト(電熱パッド)装着対応モデル |
| サイズ展開 | S、M、L、XL、XXL、3XL |
BURTLE(バートル)の5020は、ウエスタンヨークに高強度コーデュラナイロンを採用した防寒ジャケットです。公式ショップには「サーモクラフト(電熱バッド)装着対応モデル」「耐水圧10,000mm」「スタンド衿廻りに温もり感たっぷりなシープボアを採用」と記載されています。電熱パッドやバッテリーは別売りで、ジャケット単体でも防寒着として使えます。


電熱パッドとバッテリーは別売りのため、電熱で使う場合は別途の用意が必要です。同シリーズの注意書きにもあるとおり、使用時は低温やけどにも気をつけてください。


アウトドア寄りのデザインが好みで、将来的に電熱パッドを足して使う余地も残したい人におすすめです。
自重堂(Jichodo) Field Message バイオウォーム防寒ブルゾン(フード付) 48350


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表地・素材 | ツイル。ポリエステル100% |
| 裏地・中綿 | 裏:ナイロンタフタ。中綿:サーモコア100gキルト(ポリエステル綿に比べ2倍の保温力をもつと記載) |
| 機能の記載 | 撥水加工、野帳対応、帯電防止素材 |
| サイズ展開 | M、L、LL、EL、4L、5L |



自重堂の48350を着た時に驚いたのが、中綿がポリエステル綿と比べて2倍の保温力を持つと謳う「バイオウォームサーモコア」の暖かさで、薄手なのに厚手のジャンパーと同じくらい暖かく感じられたことです。
自重堂のField Message防寒ブルゾン48350は、表地ポリエステル100%・裏地ナイロンタフタ・中綿サーモコア100gキルトの構成です。中綿に使う「バイオウォームサーモコア」は、ポリエステル綿に比べて2倍の保温力をもつと商品ページに記載されています。撥水加工、野帳対応、帯電防止素材といった実務向けの仕様も備え、取り外し可能なフードが付属します。


取り外し可能なフードは便利な反面、フードなしで着たときの衿元の防風性は、フード固定タイプと比べるとやや劣ります。強風下で長く作業するなら、ネックウォーマーなどの併用がおすすめです。


軽さと高い保温力を両立させたい人、フードの着脱で用途を使い分けたい人におすすめです。
自重堂(Jichodo) Field Message 防寒ブルゾン(フード付) 48420


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表地・素材 | 公式記載なし |
| 裏地・中綿 | 中綿入り(中綿の素材は公式記載なし) |
| 機能の記載 | 撥水加工、袖口アジャスターや二重袖仕様、トリプルステッチ |
| サイズ展開 | SS、S、M、L、LL、EL、4L、5L |
自重堂のField Message 48420は、中綿入りで保温性に優れた防寒仕様のフード付きブルゾンです。公式ショップには「撥水加工を施し、冬場の作業にも対応しやすい設計」「袖口アジャスターや二重袖仕様で、冷気の侵入を防ぎやすい設計」と記載されています。シックブラック、シルバーグレー、ネービーの3色展開で、SSから5Lまでサイズ幅が広いのも特長です。


素材や中綿の種類は公式ページに記載がないため、保温素材の中身で他モデルと比べることはできません。公式ショップではサイズや色によって在庫が薄い時期があるので、購入前に在庫表示を確認してください。


SSなど小さめから5Lまで幅広いサイズから、フード付きの定番防寒ブルゾンを選びたい人におすすめです。
桑和(SOWA) 43800 防寒ジャケット


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表地・素材 | ポリエステル100% |
| 裏地・中綿 | 裏:ポリエステル100%。中綿(袖):ポリエステル100% |
| 機能の記載 | 撥水性、保温性があり柔らかな肌触りの裏起毛素材(販売ページの記載) |
| サイズ展開 | S〜6L |



価格を抑えつつ防寒着を探していた時に見つけたのが桑和の43800で、裏地のフリースのふかふかした肌触りが安っぽさを感じさせず、コストパフォーマンスの高さに満足しています。
桑和(SOWA)の43800は、表地・裏地・中綿(袖)すべてポリエステル100%のシンプルな防寒ジャケットです。販売ページには「多少の雨、水を弾く撥水性。保温性があり、柔らかな肌触りの裏起毛素材。」と記載されています。S〜6Lまでサイズ展開が広く、チャコールグレー、ブラック、オレンジの3色が確認できます。


高機能保温素材を使ったモデルと比べると、素材面での特長は控えめです。極寒地よりも、秋冬の通勤や軽作業向けと考えるのが妥当です。


コストを抑えつつ、基本的な防寒性能を確保したい人におすすめです。


ミドリ安全 ソフトパイロットジャンパー M4057上 ネイビー


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表地・素材 | ポリエステル100%、撥水加工 |
| 裏地・中綿 | 身頃:アルミ風メッシュキルト、中わた100g/m2。袖:ポリエステルキルト、中わた60g/m2 |
| 機能の記載 | 衿ボア付き。ポケット位置:左胸、左右脇、左袖ペン、左胸内 |
| サイズ展開 | S〜5L |



現場から事務所に戻って接客することもある仕事だったので、ミドリ安全のM4057の衿ボアを外して見た目をすっきりさせられるのが便利で、シーンに応じて印象を変えられるのが気に入っています。
ミドリ安全のソフトパイロットジャンパーは、表地ポリエステル100%に撥水加工を施し、身頃と袖で中わた量を変えた部位別の構成が特長です。身頃はアルミ風メッシュキルトで中わた100g/m2、袖はポリエステルキルトで中わた60g/m2と記載されています。ポケットは左胸、左右脇、左袖ペン差し、左胸内側と多彩です。


部位別に中わた量を調整している分、全身が厚手のモデルと比べると保温力の面では控えめに感じる場合があります。動きやすさと保温のバランス型と考えるのが適切です。


ポケットの多さや衿ボアの着脱など、細かい使い勝手を重視する現場作業者におすすめです。
TSデザイン(藤和) 5120 ライトウォームオーバーオール


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表地・素材 | ブロックツイル(撥水加工) 綿100% |
| 裏地・中綿 | 中綿:ポリエステル100% |
| 機能の記載 | 撥水・保温(販売ページの記載)、ハンドウォームポケット |
| サイズ展開 | M、L、LL、3L、4L、5L、6L |



ジャケットとズボンの2ピースだと腰回りから隙間風が入ることがあったのですが、TSデザインのオーバーオール(つなぎ)タイプに変えてからは、その隙間風がなくなり腰回りまでしっかり暖かさが続くのを実感しました。
TSデザイン(藤和)のライトウォームオーバーオール5120は、撥水加工を施した綿100%のブロックツイルを使った防寒つなぎです。中綿はポリエステル100%で、メーカー品番5120、メンズ区分で、チャコールグレー、ネイビー、カーキの3色が確認できます。つなぎ型のため、ジャケットとパンツの2ピースと違い、腰回りの隙間が生まれにくいのが特長です。


つなぎ構造のため、トイレなど脱ぎ着が必要な場面ではジャケット単体のモデルより手間がかかります。


腰回りまでしっかり防寒したい人、屋外での長時間作業が中心で脱ぎ着の頻度が少ない人におすすめです。
あわせて使いたいアクセサリー
防寒ジャケット・つなぎだけでも十分暖かいですが、特に冷え込みが厳しい日やじっとしている作業が長い日は、貼るカイロを組み合わせるとさらに快適に過ごせます。
桐灰化学 貼るカイロ はる 30個入(15組)


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入数 | 30個入(15組) |
| 持続時間 | 14時間持続(商品パッケージ表記) |



どれだけ良い防寒着を着ても、じっとしている作業が続くと足腰から冷えてくることがあり、貼るカイロを腰やお腹に仕込んでおくと最後まで体が冷えにくくなるのを実感しています。
桐灰化学の貼るカイロは、衣類に貼り付けて使う使い捨てカイロです。30個入(15組)でまとめ買いでき、防寒ジャケット・つなぎの内側やインナーの上から貼ることで、衣類の保温力にプラスして局所的に暖かさを補えます。


貼る位置によっては低温やけどのリスクがあるため、直接肌に貼らず、必ず衣類の上から使用してください。同じ場所に長時間当て続けないよう、時々位置を調整するのも大切です。


防寒着だけでは物足りない冷え込みの日、じっとしている時間が長い作業内容の人におすすめです。
防寒作業着の基礎知識・選び方
防寒作業着の保温性能は、中綿の素材と量に大きく左右されます。一般的なポリエステル綿に対し、近年は「バイオウォームサーモコア」のような高機能中綿素材を採用したモデルもあります。自重堂48350の商品ページでは、ポリエステル綿に比べて2倍の保温力をもつと記載されています。
ジャケット型とオーバーオール(つなぎ)型の違い
ジャケット型はパンツと自由に組み合わせられ、トイレなどでの脱ぎ着もしやすいのが良いところです。一方オーバーオール型は腰回りが一体化しているため、腰やお腹から冷気が入り込みにくく、屋外での長時間作業に向いています。
撥水・防風・帯電防止もあわせてチェック
雨や雪が混じる現場では撥水加工の有無が快適さを大きく左右します。また静電気が気になる現場では帯電防止素材を採用したモデルを選ぶと安心です。表地の防風性能(耐水圧表記など)も、保温力とあわせて確認しておきたいポイントです。
使い方のコツ
防寒着は分厚ければ暖かいというわけではなく、体と衣類の間に空気の層を作ることで保温効果が高まります。僕自身、最初は厚手のインナーを着込みすぎて逆に汗をかいて冷えてしまった経験があるのですが、薄手の吸湿発熱インナー+防寒ジャケットの組み合わせに変えたところ、汗冷えせずに快適に過ごせるようになりました。
特に冷え込みが厳しい日は、貼るカイロを腰やお腹まわりに仕込んでおくと、じっとしている作業でも体の芯まで冷えにくくなります。衣類の上から貼り、同じ場所に長時間当て続けないよう注意してください。
よくある質問
Q. ジャケット型とオーバーオール型、どちらを選べばいいですか?
A. 頻繁にトイレなどで脱ぎ着するならジャケット型、屋外での長時間作業が中心で腰回りの防寒を重視するならオーバーオール型が向いています。
Q. 防寒着の中に着るインナーは何がいいですか?
A. 厚手のインナーを着込みすぎると汗をかいて逆に体が冷える「汗冷え」の原因になります。薄手の吸湿発熱インナーを1枚着用するくらいがちょうど良いバランスです。
Q. 帯電防止素材はなぜ必要ですか?
A. 静電気による放電が製品や設備に影響を与える現場では、帯電防止素材のウェアが標準的に使われます。工場・電子機器周りの作業では特に確認しておきたいポイントです。



防寒作業着は素材と型の違いで、体感の暖かさが大きく変わります。現場の作業内容・気温に合わせて選んでみてください。
まとめ
防寒ジャケット・つなぎ8製品を、素材・保温構造・型の3軸で比較しました。軽さ重視ならBURTLE 7210・7420、保温力重視なら自重堂48350、サイズ幅重視なら自重堂48420、アウトドア寄りならBURTLE 5020、コスト重視なら桑和43800、実務性重視ならミドリ安全M4057、腰回りの防寒重視ならTSデザイン5120が候補になります。
貼るカイロと組み合わせれば、特に冷え込みが厳しい日でも最後まで快適に作業できます。現場の気温・作業内容に合わせて無理のない範囲で活用してください。






















