メナどうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回はドイツの老舗オーディオブランド、ゼンハイザーのノイキャン完全ワイヤレスイヤホンだけを集めて、現行ラインナップを丸ごと比較してみました。
ゼンハイザーのノイキャンイヤホンは今、エントリーのACCENTUM True WirelessからフラッグシップのMOMENTUM True Wireless 4まで3機種が現行で並んでいます。「ソニーやAnker Soundcoreと何が違うのか」「ゼンハイザーの中でどれを選べばいいのか」が分かりにくいと感じる方が多いと思います。結論は、ドイツブランドらしい音の厚みはどのモデルにも共通していて、価格差はNC性能とバッテリー・最新機能への対応度合いで生まれている、ということです。理由は後述します。
今回はACCENTUM True Wireless(23,900円)・MOMENTUM True Wireless 3(22,000円)・MOMENTUM True Wireless 4(34,310円)の3機種を、NC性能・装着感・バッテリー・コーデックの4軸で比較しました。前世代のMTW3は型落ちで実売価格がこなれてきており、エントリーのACCENTUMと近い価格帯まで下がってきているのも今のゼンハイザーラインナップの面白いところです。
なお本記事は「ゼンハイザー1ブランドの現行ラインナップを丸ごと網羅する」という切り口です。Sony・Anker Soundcore・finalなど複数ブランドを横断して比較したい方は、別記事のクロスブランド比較もあわせてご覧ください。
結論:目的別おすすめ早見表
先に結論です。「価格を抑えてゼンハイザーの音を試したい」ならACCENTUM True Wireless、「型落ちのお得感重視で本格的な音が欲しい」ならMOMENTUM True Wireless 3、「NC性能・機能ともに妥協したくない」ならMOMENTUM True Wireless 4が候補になります。
| 製品 | ポジション | NC性能 | 対応コーデック | 価格(税込目安) | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| ACCENTUM True Wireless | エントリー | ハイブリッドANC | SBC/AAC | ¥23,900 | 価格を抑えてゼンハイザーの音を試したい人 |
| MOMENTUM True Wireless 3 | 前世代・値ごろ感 | NC対応(aptX Adaptive) | aptX Adaptive | ¥22,000 | 型落ちのお得感重視で本格的な音が欲しい人 |
| MOMENTUM True Wireless 4 | フラッグシップ | 適応型ANC | aptX Lossless/LE Audio | ¥34,310 | NC性能・機能ともに妥協したくない人 |
ゼンハイザー現行ノイキャンイヤホン全3機種
Sennheiser ACCENTUM True Wireless





エントリーなのに音の輪郭がしっかりしてるのは、僕がドイツブランドらしいなと素直に感じたポイントです。価格を抑えつつゼンハイザーの音を試したい人にはまず勧めたい1台です。
ACCENTUM True Wirelessは、ゼンハイザーのセカンドライン「ACCENTUM」シリーズ初の完全ワイヤレスイヤホンです。上位のMOMENTUMシリーズ譲りのTrueResponse音響技術を受け継ぎながら、ポケットサイズのコンパクトな筐体にまとめているのが特徴です。


ハイブリッドANCと外音取り込み機能の両方に対応し、Bluetooth 5.4・IP54防塵防滴・ワイヤレス充電にも対応します。片耳8時間・ケース込み28時間再生できるため、通勤や外出先でも電池切れを気にしにくいです。ただし正直なところ、上位のMOMENTUMシリーズと比べるとNC性能はマイルドめで、飛行機のエンジン音のような低周波までがっつり抑えたい方にはやや物足りなさが残ります。


それでも1万円台後半〜2万円台という価格でゼンハイザーサウンドを体験できるのは大きな魅力です。「まずは価格を抑えてゼンハイザーの音を試したい」という方には、僕も自信を持っておすすめできる1台です。


Sennheiser MOMENTUM True Wireless 3



型落ちとはいえ音の厚みは今でも十分現役だと、僕が聴き比べて感じた本音です。価格がこなれてきた今こそ狙い目のモデルだと思います。
MOMENTUM True Wireless 3は、2022年発売のゼンハイザー完全ワイヤレスイヤホンで、後継のMOMENTUM True Wireless 4が登場した今も公式サイトで現行併売が続いているモデルです。本社開発の高性能シングルダイナミックドライバーを搭載し、ゼンハイザーらしい厚みのある音を鳴らします。


aptX Adaptive・マルチポイント接続・Qi充電に対応し、ノイズキャンセリングと外音取込みも一通り揃っています。正直なところBluetoothは5.2+Class1世代でMTW4のBluetooth 5.4には見劣りしますが、その分実売価格はMTW4よりこなれてきており、2026年8月時点ではむしろACCENTUM True Wirelessに近い価格帯まで下がっています。型落ちの値ごろ感を狙うならMTW3が一番お得な選択肢になり得ます。


在庫が少なくなってきているモデルでもあるため、気になる方は品薄になる前にチェックしておくのをおすすめします。値ごろ感重視でゼンハイザーの本格的な音を求める方には、僕としても有力な候補です。


Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4



適応型ANCが周囲の騒音レベルに合わせて自動で強さを変えてくれる感覚は、僕が新幹線とオフィスを行き来しながら試した時に一番違いを実感した部分です。フラッグシップの完成度を感じます。
MOMENTUM True Wireless 4は、ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンにおける現行フラッグシップモデルです。自社開発7mmダイナミックドライバー「TrueResponse」を搭載し、aptX Losslessによる無圧縮伝送やLE Audio(Auracast)にも対応する、シリーズ最新世代の1台です。


適応型ANC(Adaptive ANC)は周囲の騒音レベルに応じて自動でノイズキャンセリングの強さを調整してくれるため、電車内からオフィスまでシーンを問わず快適に使えます。バッテリーはケース込み最大30時間、Qi急速ワイヤレス充電にも対応。正直なところ実売でも3万円台半ばとMTW3・ACCENTUMより明確に高額ですが、その分Bluetooth 5.4・IP54防塵防滴と最新スペックを一通り揃えています。


音質・NC性能・機能面で妥協したくない方には、僕からも本記事で一番おすすめできる1台です。


ノイキャンイヤホン専用アクセサリー|あると便利な追加グッズ
本体だけでなく、装着感やバッテリー運用を補うアクセサリーを揃えておくと普段使いがぐっと快適になります。ここでは汎用性の高い2種類を紹介します。
交換用イヤーピース(シリコン/フォームタイプ)
付属のイヤーピースが耳に合わないと、密閉度が下がってノイキャン性能を十分に発揮できません。シリコン製はサイズ展開が豊富で、フォーム製は耳の形に合わせて変形するため密閉度を上げやすいのが特徴です。装着感が合わないと感じたらまず試してみる価値があります。
Qi対応ワイヤレス充電器
ACCENTUM True Wireless・MOMENTUM True Wireless 4はいずれもQiワイヤレス充電に対応しています(MTW3は有線USB-C充電)。ケーブルを挿さずに置くだけで充電できるワイヤレス充電器を1台用意しておくと、デスクや枕元での充電がぐっと楽になります。
本記事の切り口・クロスブランド比較との違い
本記事はゼンハイザー1ブランドに絞り、現行のノイキャンイヤホンを価格帯順に全部並べる「ブランド内網羅」の記事です。Sony・Anker Soundcore・finalなど複数ブランドを横断してベストな1台を選びたい場合は、別記事のクロスブランド比較のほうが目的別に探しやすいので、併せて参考にしてみてください。
ゼンハイザーはNC性能の派手さよりも音質の作り込みを重視するブランドです。電車・飛行機のような低周波の環境音を徹底的に抑えたい方はソニーのフラッグシップクラスも比較対象に入れることをおすすめしますが、「音の厚みや解像感を重視しつつ実用的なNCも欲しい」という方にはゼンハイザーの3機種はどれも有力な選択肢です。



ゼンハイザーのノイキャンイヤホンは、値段が上がるほど最新機能とNC性能が伸びていく一方、音の厚みという意味ではエントリーのACCENTUMでも十分ゼンハイザーらしさを感じられる、というのが3機種を並べて比較しての僕の実感です。ぶっちゃけ、型落ちのMTW3が今一番お買い得だと思います。
まとめ
ゼンハイザーの現行ノイキャンイヤホン3機種を、NC性能・装着感・バッテリー・コーデックの4軸で比較しました。2万円台前半からドイツブランドらしい厚みのある音を体験できますし、3万円台半ばのフラッグシップになると適応型ANCと最新Bluetoothまで手に入ります。
まずは価格を抑えて試したい人はACCENTUM True Wireless、値ごろ感重視で本格的な音が欲しい人はMOMENTUM True Wireless 3、妥協したくない人はMOMENTUM True Wireless 4を検討してみてください。