メナどうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回はバイク整備用工具セットの比較です。ガレージに据え置く本格セットと、ツーリング先に積んでおく車載工具、どちらを揃えるか悩んでいる方向けの内容です。
結論から言うと、ガレージでの本格整備には収録点数の多いチェスト型セット、ツーリング先での応急対応には携帯性重視のロール型・車載コンパクトセット、というのが基本の考え方です。今回は実在確認できた商品だけを厳選して、水増しせず7点を比較しました。
今回はKTC(京都機械工具)2点・デイトナ(Daytona)5点、計7点を本格据え置き型・携帯型・応急対応アイテムの3タイプに分けて比較しました。用途・収録点数・携帯性の3軸で見ていくと、揃え方が見えてきます。
結論:目的別おすすめ早見表
先に結論です。「ガレージに本格セットを1台揃えたい」ならKTC SK3650X、「バイク整備に絞った本格携帯セットが欲しい」ならKTC MCK317を選んでください。「ツーリング先の応急整備用に車載したい」なら、収録点数重視ならデイトナ75220、荷物を減らしたいならデイトナ78880か78881が候補になります。
| 製品 | タイプ | 収録点数 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| KTC SK3650X | チェスト型(据え置き) | 66点 | ガレージに本格セットを1台揃えたい人 |
| KTC MCK317 | ロール型(携帯) | 17点 | バイク整備に絞った本格携帯セットが欲しい人 |
| デイトナ 75220 | 車載コンパクト | 24点 | ツーリング先の応急整備を幅広くカバーしたい人 |
| デイトナ 78880 | 車載コンパクト | 14点 | 最小限の車載工具で荷物を減らしたい人 |
| デイトナ 78881 | 車載コンパクト | 17点 | Aセットよりやや工具の種類を増やしたい人 |
バイク整備用工具セットおすすめ5選
京都機械工具(KTC) 9.5sq.工具セット(チェストケース) SK3650X





ガレージに1台置いておく本格セットとしてはこれが定番です。66点入っているので、バイクだけでなくクルマや家庭の機械いじりまで一通りカバーできます。僕も自宅ガレージに1台置いていますが、バイク以外の作業でも結局これに手が伸びます。
KTCの9.5sq.工具セット(チェストケース)SK3650Xは、ソケット・ラチェットハンドル・スピンナハンドル・エクステンションバー・ユニバーサルジョイント・めがねレンチ・コンビネーションレンチ・ドライバーセット・プライヤ・ニッパ・ハンマー・六角棒レンチセットなど66点が収まったチェスト型の総合工具セットです。


ケースは間口520mm×奥行215mm×高さ300mm、重量19kg。ベアリングレールで引き出しの開閉がスムーズで、上蓋を閉じると引き出しがロックされ飛び出さない構造になっています。バイクの整備だけでなく、自動車や家庭の機械類まで幅広くカバーしたい人向けの1台です。
ガレージに据え置く本格セットとしては最も収録点数が多く、差込角9.5sq.を軸に揃えたい人の最初の1台としておすすめです。携帯性は次に紹介するロール型・車載型に劣るため、ツーリング先での携行用には別途コンパクトセットを検討してください。


京都機械工具(KTC) ライダーズメンテツールセット MCK317





バイク整備に絞って本格的な作業をしたいなら、まずこのロール型セットが候補になります。サイドバッグに収まるサイズなのに9.5sq.のソケットレンチ一式が揃っているのが強みです。僕もツーリング先で実際に広げて使ったことがありますが、部品トレー代わりになるのも地味に便利でした。
KTCモトクラブシリーズのライダーズメンテナンスツールセットMCK317は、9.5sq.ソケット・スライドヘッドハンドル・エクステンションバー・コンビネーションレンチ・ドライバービットセット・プライヤー・モンキーレンチなどをまとめたロール型の工具セットです。


MCKB-Bというロール型ツールバッグを採用しており、持ち運び時にコンパクトに収まります。ベルクロで留める構造なので工具が飛び出しにくく、広げれば部品・工具トレーとしても使えます。本体重量は約2kgで、サイドバッグやシート下収納にも収まりやすいサイズです。
ガレージ据え置きのSK3650Xと違い、バイク整備に必要な工具に絞って携帯性を重視した構成です。本格的な整備をツーリング先でも行いたい人、または自宅の工具箱とは別に1セット車載しておきたい人に向いています。


デイトナ(Daytona) バイク用 車載ツール 24ピース コンパクト車載ツールセット 75220



ツーリング先の応急整備用に、まずこれをシート下に積んでおくと安心感が違います。24ピースとコンパクトながら、よく使うサイズは一通り揃っています。僕も長年シート下に積みっぱなしにしていますが、今のところこれで困ったことはありません。
デイトナのコンパクト車載ツールセット75220は、1/4エクステンショングリップ・1/4エクステンションバー・ワンプッシュリリース式ソケットアダプター・首振りコンビネーションギアレンチ・各種1/4ソケット(8mm・10mm・12mm)・ビットソケット・六角ビット・ソケットレール・10穴ビットホルダーなど24点を収めたコンパクトセットです。


ツーリング先での応急整備・車載工具として持ち運ぶことを想定した構成で、シート下やサイドバッグに収まるサイズにまとまっています。参考価格¥2,800(税別)と、車載工具の中では手頃な価格帯です。
本格的な整備作業にはKTCのSK3650XやMCK317の方が向いていますが、「とりあえず車載工具として1セット積んでおきたい」という用途にはこの75220で十分カバーできます。


デイトナ(Daytona) バイク用 車載ツール 14ピース 車載工具Aセット 78880



車載工具の中でも特にシンプルな構成です。3WAYプラグレンチが入っているのが、ツーリング先のプラグ交換で地味に助かるポイントです。僕も一度これに救われたことがあり、それ以来手放せなくなりました。
デイトナの車載工具Aセット78880は、3WAYプラグレンチ(16・18・20.8)、プライヤー、リバーシブルドライバー(+・-)、スパナ(8×10・10×12・14×17)、六角レンチ(1.5・2・2.5・3・4・5・5.5・6)の計14点をまとめた車載工具セットです。


収納時の袋のサイズは約225mm×115mm×30mmとコンパクトで、シート下の限られたスペースにも収まりやすいサイズです。参考価格¥3,080(税込)。
75220よりさらにシンプルな構成のため、応急的な増し締めやプラグ周りの整備程度をカバーする最小限の車載工具として、荷物を減らしたいツーリング派に向いています。


デイトナ(Daytona) バイク用 車載ツール 17ピース 車載工具Bセット 78881



Aセットより3点多い17点構成で、もう少し工具の種類を増やしておきたい人にはこちらが向いています。価格差も大きくないので、迷ったらBセットを選んでおくのも手です。
デイトナの車載工具Bセット78881は、Aセット(78880)と同系統の車載工具セットで、17点構成となっています。プラグレンチやドライバー、スパナ、六角レンチといった基本工具に加え、Aセットより対応できる作業の幅がやや広がっています。


AセットとBセットはどちらもコンパクトな収納袋タイプで、シート下やサイドバッグへの積載を前提とした設計です。価格差が大きくない場合は、収録点数の多いBセットを選んでおくと後々応急対応できる範囲が広がります。
75220ほどの点数は入っていませんが、Aセット同様シンプルな車載工具として、まず1つ携帯しておきたい人に向いた選択肢です。


専用アクセサリー・パーツ
工具セットとあわせて携行しておくと安心な、応急対応アイテムを2点紹介します。
デイトナ(Daytona) バイク用 パンク修理キット 電動エアポンプ付き 95732



工具セットだけでなく、これも一緒に積んでおくとツーリング先のパンクで本当に助かります。電動エアポンプ付きなので、シガーソケットが無くてもバッテリーから直接給電できます。僕も出先でパンクを経験してから、これを積むようになりました。
デイトナのパンク修理キット電動エアポンプ付き95732は、チューブレスタイヤ用のシート式シール剤とバッテリー駆動の12V電動エアポンプがセットになったパンク修理キットです。工具セットと違い、実際にパンクした際の応急処置に特化したアイテムです。


電動ポンプはシガーソケット接続とバッテリー直結ケーブルの両対応で、空気圧の再充填を簡単に行えます。専用の携帯ポーチが付属し、参考価格¥6,600(税込)。
工具セットだけではパンクそのものは直せないため、ツーリングに出る機会が多い人は工具セットとあわせてこのパンク修理キットを積んでおくと、トラブル対応の幅が大きく広がります。


デイトナ(Daytona) バイク用 小型エアゲージ リリースバルブ付き 41779



工具箱に1つ入れておくだけの小さなアイテムですが、出先でタイヤ空気圧を確認できる安心感は価格以上だと思います。僕も出発前のルーティンにこれを組み込んでいます。リリースバルブ付きなので入れすぎた時の微調整もしやすいです。
デイトナの小型エアゲージ41779は、リリースバルブ付きのコンパクトなタイヤ空気圧ゲージです。測定範囲は0〜400kPa/0〜60psiの二重表示で、針が測定位置で止まるため読み取りやすい構造になっています。


工具箱にそのまま収まるサイズで、ツーリング先でも手軽にタイヤの空気圧をチェックできます。参考価格¥1,980(税込)。
工具セット・パンク修理キットと合わせてこの小型エアゲージを1つ車載しておくと、出発前・ツーリング中の空気圧チェックが習慣化しやすくなります。


バイク整備用工具セットの選び方
①ガレージ据え置きか、車載携帯かをまず決める
自宅ガレージで腰を据えて整備するなら、KTC SK3650Xのような収録点数の多いチェスト型セットが向いています。ツーリング先での応急対応がメインなら、KTC MCK317のようなロール型、またはデイトナの車載コンパクトセットのように携帯性を重視した製品を選んでください。
②収録点数と対応できる作業範囲で選ぶ
収録点数が多いほど対応できる作業の幅は広がりますが、その分サイズ・重量も増えます。KTCSK3650Xの66点はガレージ据え置き向け、デイトナ75220の24点は車載工具としてはバランス型、78880の14点は最小限構成です。用途に対して過不足のない点数を選んでください。
③工具セットとは別に応急対応アイテムも用意する
工具セットはボルトの増し締めや軽整備には対応できますが、パンクそのものは直せません。デイトナ95732のようなパンク修理キットや、41779のような小型エアゲージをあわせて車載しておくと、ツーリング先でのトラブル対応の幅が大きく広がります。
よくある質問(FAQ)
Q. 工具セットはガレージ用と車載用、両方揃えるべきですか?
A. 用途が異なるため、可能であれば両方揃えるのがおすすめです。ガレージでの本格整備にはKTC SK3650Xのようなチェスト型、ツーリング先の応急対応にはKTC MCK317やデイトナの車載コンパクトセットが向いています。
Q. 車載工具セットはAセット(78880)とBセット(78881)のどちらを選ぶべき?
A. 価格差が大きくない場合は、収録点数の多いBセット(17点)がおすすめです。荷物を最小限にしたい場合はAセット(14点)でも基本的な応急対応はカバーできます。
Q. 工具セットの他に何を車載しておくと安心ですか?
A. パンク修理キットと空気圧ゲージの携行がおすすめです。工具セットだけではパンクの応急処置ができないため、デイトナ95732のようなパンク修理キットと、41779のような小型エアゲージをあわせて積んでおくとトラブル対応の幅が広がります。
Q. KTCのロール型セット(MCK317)はどんな人に向いていますか?
A. バイク整備に絞った本格的な工具をコンパクトに携帯したい人に向いています。9.5sq.のソケットレンチ一式が揃っているため、車載コンパクトセットより対応できる作業の幅が広くなります。



工具セットは「ガレージ用か車載用か」を最初に決めれば、あとは収録点数と携帯性のバランスで選ぶだけです。僕自身、この2種類を揃えてからツーリング先での不安がかなり減りました。パンク修理キットとエアゲージもあわせて積んでおくと安心感が違います。
まとめ
バイク整備用工具セット7点(本格据え置き型・携帯型・車載コンパクト3種+応急対応アイテム2点)を、用途・収録点数・携帯性の3軸で比較しました。まずガレージ用か車載用かを決めることが、失敗しない選び方の第一歩です。
本格セットならKTC SK3650X、バイク整備特化の携帯セットならKTC MCK317、車載用ならデイトナの75220・78880・78881から荷物量に応じて選んでみてください。
