メナどうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回はバイクのチェーンメンテナンス用品の比較です。チェーンの手入れを後回しにして、スプロケットまで摩耗してから後悔した、という話をよく聞きます。
結論から言うと、洗浄(クリーナー)→注油(ルブ)の2工程がセットで基本です。汚れが残ったまま注油すると逆に砂を巻き込んで摩耗を早めるので、順番を守ることが一番大事です。今回は実在確認できた6点を、消耗品4選+専用アクセサリー2選に分けて比較しました。
僕は昔、汚れが残ったままのチェーンにルブを注油してしまい、逆に砂を巻き込んでチェーンの伸びを早めてしまった苦い経験があります。洗浄と注油はセットで、という基本を身をもって学んだので、今回はそこも含めてお伝えします。
ワコーズ・AZ(エーゼット)・デイトナの3メーカーから、チェーンルブ・チェーンクリーナー・洗浄ブラシ・専用工具まで幅広く紹介します。Oリング・Xリングチェーンへの適合性も要チェックポイントです。
結論:目的別おすすめ早見表
先に結論です。日常の注油だけならチェーンルブ1本で十分ですが、汚れが目立ってきたらクリーナーとブラシもセットで揃えるのが正解です。チェーンの交換・調整作業まで自ら手を出すなら、専用工具も検討してください。
| 製品 | タイプ | 対応 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| ワコーズ CHL A310 | チェーンルブ | シールチェーン対応 | 品質重視で定番ルブを選びたい人 |
| AZ MOc-001 | チェーンルブ(極厚) | 特殊合成油 | レースやサーキット走行が多い人 |
| AZ MCC-002 | チェーンクリーナー | 水洗い不要 | 汚れが目立ってきた時の本格洗浄 |
| AZ 3面ブラシ&クリーナーセット | ブラシ+クリーナー | セット品 | 洗浄用品を一式揃えたい人 |
| AZ ローラースタンド&ブラシ2点セット | メンテ用スタンド+ブラシ | セット品 | チェーンを浮かせて本格的に洗浄したい人 |
| デイトナ チェーンカッター&カシメツール | 専用工具 | 415〜630サイズ対応 | チェーン交換・調整まで自ら行う人 |
チェーンメンテナンス用品おすすめ4選
①ワコーズ(Wako’s) CHL チェーンルブ A310



浸透性が高くてしっかり奥まで入り込むので、走行後もヌルヌル感が長持ちします。品質で選ぶならまずこれです。
| メーカー | ワコーズ(Wako’s) |
| 型番 | A310 |
| 容量 | 180ml |
| 対応 | シールチェーン(Oリング/Xリング)対応 |
フッ素樹脂配合のハーフウエットタイプで、チェーンに求められる浸透性・防錆性・潤滑持続性を高いレベルで両立しています。シールチェーン(Oリング・Xリング)対応なので、多くの現行バイクでそのまま使えます。


ワコーズは化学メーカーとしての基礎技術があるブランドで、チェーンルブに限らず信頼性の高さで選ばれています。価格はAZ系よりやや高めですが、注油サイクルを延ばせる分トータルでは割高感はありません。
②AZ(エーゼット) バイクレース用 チェーンルブ 極厚(EP) MOc-001



レース用と銘打つだけあって粘度がかなり高め。街乗りだと少し重たく感じるかもしれませんが、サーキット走行では飛び散りにくくて頼もしいです。
| メーカー | AZ(エーゼット) |
| 型番 | MOc-001 CH521 |
| 容量 | 50ml |
| 素材 | 特殊合成油 |
| 特長 | バイクレース用・極厚(EP) |
バイクレース用と銘打たれた極厚(EP)タイプのチェーンルブです。特殊合成油ベースで、高い回転数・高負荷がかかるレース走行でも油膜が切れにくいよう設計されています。街乗りメインの人には少し粘度が高く感じられるかもしれません。


AZは国内の化学メーカーで、価格を抑えつつ実用十分な性能の製品を多く出しています。50mlという小容量なので、まずはこれで試してから普段使いのルブを決める、という使い方にも向いています。
僕も一度これを普段の通勤バイクに使ってみたのですが、正直粘度が高すぎて注油直後は少しゴワつく感じがありました。レース・サーキット走行が中心の人向けと割り切って使うのが実感としても正解です。


③AZ(エーゼット) MCC-002 バイク用 チェーンクリーナー パワーゾルスプレー



水洗い不要で逆さ噴射もできるので、狭い場所での作業がぐっと楽になります。低臭タイプなのも地味にありがたいポイントです。
| メーカー | AZ(エーゼット) |
| 型番 | MCC-002 |
| 容量 | 840ml×4本セット |
| 特長 | 水洗い不要・逆さ噴射可能・低臭タイプ |
チェーンに付着した汚れ・古いルブを分解して落とすクリーナーです。水洗い不要で、缶を逆さにしても噴射できるので、チェーン下側からの作業でも姿勢を変えずに済みます。ゴム・樹脂・Oリングを傷めない配合になっています。


ゆっくり汚れを分解するタイプなので、スプレーしてから少し時間を置いてブラシでこすると効果的です。4本セットなので、洗浄頻度が高い人でもしばらく買い足す必要がありません。


④AZ(エーゼット) バイク用 3面チェーンブラシ&チェーンクリーナーセット



ブラシとクリーナーが最初からセットになっているので、これから洗浄用品を揃える人はまずこれだけ買えば困りません。
| メーカー | AZ(エーゼット) |
| 型番 | MCC-002セット(KD054 SH078) |
| 構成 | 3面チェーンブラシ+チェーンクリーナー650ml |
チェーンを3方向から挟み込んで一度に洗える3面ブラシと、MCC-002チェーンクリーナーがセットになった製品です。ブラシを別々に買う手間が省けるので、初めてチェーン洗浄用品を揃える人にはこのセットが手っ取り早いです。


3面ブラシはチェーンを挟み込む構造なので、片面だけこするタイプのブラシより短時間で汚れを落とせます。クリーナーを併用する前提の構成なので、単品のクリーナーだけ切らした時の買い足し用にもちょうどいいサイズです。


専用アクセサリー・機材
ここからは、チェーン洗浄をより本格的にやりたい人・チェーン交換や調整まで自ら行う人向けの機材を2点紹介します。
⑤AZ(エーゼット) バイク用チェーンメンテナンス2点セット(メンテナンスローラスタンド・三面ブラシ)



タイヤを浮かせてホイールをクルクル回しながら洗えるので、洗浄の質がまるで違います。本格的にやりたい人はスタンドまで揃えて損はないです。
| メーカー | AZ(エーゼット) |
| 構成 | メンテナンスローラスタンド+三面ブラシ |
| 耐荷重 | 300kg |
| 素材 | 本体アルミ・軸受け/シャフト鉄 |
リアタイヤをローラー上に乗せてホイールを回転させながらチェーンを洗浄・注油できるメンテナンススタンドと、3面ブラシがセットになった製品です。ホイールを手で回しながら作業すると、チェーン全周をムラなく処理できます。


耐荷重300kgとしっかりしたスペックで、大型バイクでも問題なく使えます。専用のメンテナンススタンド(リアスタンド)をすでに持っている人には不要ですが、まだ持っていない人はこれ一つでチェーン周りの整備環境が一気に整います。
⑥デイトナ(Daytona) チェーンカッター&カシメツール 94273



チェーン交換を自ら手がけようと思ったら結局これが必要になります。対応サイズが幅広いので、複数台のバイクを整備する人にも便利です。
| メーカー | デイトナ(Daytona) |
| 型番 | 94273 |
| 対応サイズ | 415/420/425/428/520/525/530/630 |
| 付属品 | 収納用ブロー(工具)ケース |
チェーンの切断とカシメ(クリップ・かしめジョイントの圧着)を1本でこなす専用工具です。415〜630まで主要なバイク用ドライブチェーンサイズに幅広く対応しているので、車種を問わず使い回せます。チェーン交換や調整コマの脱着を自ら手がけたい人には必須の工具です。


価格は1万円前後とチェーンメンテ用品の中では高めですが、バイク屋にチェーン交換を頼むたびに工賃を払うことを考えると、複数台整備する人や長く乗り続ける人には十分元が取れます。専用ケース付きで工具箱にもそのまま収納できます。
僕が実際に使ってみた感想としては、最初のカシメ作業は緊張しましたが、手順通りにやれば思ったよりスムーズにできました。不安な人はまず動画で予習してから挑戦することをおすすめします。


チェーンメンテナンス用品の選び方
洗浄→注油の順番を必ず守る
汚れが残ったチェーンにルブを注油すると、砂やホコリを巻き込んで逆に摩耗を早める原因になります。面倒でもクリーナーで洗浄→乾燥→ルブ注油、の順番を守ってください。洗浄後は完全に乾かしてから注油するのがポイントです。
僕は乾燥を待てずに注油してしまい、逆にベタついて汚れが付きやすくなった失敗もあるので、ここは焦らず時間を置くことをおすすめします。
Oリング・Xリングチェーン対応かを必ず確認する
現行の多くのバイクはシールチェーン(Oリング・Xリング)を採用しています。一部の強力なクリーナー・溶剤系ルブはシールを傷めることがあるため、購入前に必ず「シールチェーン対応」の表記を確認してください。
用途で選ぶ:街乗り・ツーリング・レース
街乗り・通勤メインなら標準的な粘度のルブで十分です。雨天走行が多いなら耐水性の高いタイプ、サーキット走行が多いならAZ MOc-001のような極厚(EP)タイプが向いています。用途に応じて粘度・耐水性を選び分けてください。
よくある質問(FAQ)
Q. どれくらいの頻度でチェーンメンテナンスをすればいいですか?
A. 目安は300〜500km走行ごと、または雨天走行後です。チェーンルブは走行するうちに飛び散って落ちていくので、定期的な注油が必要です。雨天走行後は汚れも付きやすいので、早めの洗浄・注油をおすすめします。
Q. クリーナーだけ、ルブだけの単品購入でもいいですか?
A. すでにどちらかを持っているなら単品購入で問題ありません。これから両方揃える場合は、④のようなブラシ&クリーナーセットから始めると、洗浄用品一式が一度に揃います。
Q. チェーンカッター&カシメツールは初心者でも使えますか?
A. 基本的な工具の扱いに慣れていれば使用可能ですが、初めての場合はまず動画等で手順を確認することをおすすめします。チェーンの脱着はミス次第では走行に直結する部分なので、不安な場合はバイク用品店での作業依頼も検討してください。
まとめ
バイクチェーンメンテナンス用品6点を、消耗品4選+専用アクセサリー2選で比較しました。基本は洗浄→注油の2工程、まずはクリーナー+ルブのセットから揃えるのがおすすめです。チェーン交換まで自ら手がけたい人は、専用工具も検討してみてください。
僕自身、チェーンメンテを面倒に感じていた時期もありましたが、道具を揃えてからは10分程度の作業になりました。愛車を長持ちさせるためにも、まずは洗浄とルブのセットから始めてみてください。
あわせて読みたい
- 洗った後の輝きが違う!ライダー向け洗車用品比較5選|洗剤・クロスで選ぶ(チェーン以外の車体洗車用品はこちら)





