整備グローブ3選比較|操作性・フィット感重視のメカニクス系手袋の選び方

Mechanix Wear The Original MG-05(メカニクスウェア・オリジナル)
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メナ

どうも、現場の工具や仕事道具まわりの情報を発信しているメナです。今日は整備・DIY作業で使うメカニクス系グローブを、操作性・フィット感の軸で比較してみます。

耐切創性能(EN388規格)を重視して選びたい方は、こちらの耐切創手袋比較記事の方が参考になります。この記事では逆に「切創リスクよりも、細かい工具操作のしやすさやフィット感、タッチスクリーン対応を重視したい」という方向けに、Mechanix Wear・Ironclad・Vgoの3ブランドを比較します。


目次

メカニクスグローブは「操作性・フィット感」で選ぶ手袋

メカニクスグローブは、もともとモータースポーツの整備士向けに作られたジャンルの手袋です。耐切創手袋のように「切れにくさ」を最優先にするのではなく、薄手の生地で工具の感触を損なわず、手首や指の動きを妨げないフィット感を重視して設計されています。そのぶん切創に対する保護性能は耐切創手袋ほど高くないため、鋭利な刃物や金属エッジを扱う作業には不向きです。

今回紹介する3製品はいずれもEN388という同じ規格の枠組みで語られることがありますが、EN388自体は耐切創手袋の専売特許ではなく、耐摩耗性・引裂強度なども含む複合的な規格です。あくまで参考値として、素材やタッチスクリーン対応の有無と合わせて確認するのがおすすめです。


メカニクスグローブ3選を比較

素材・EN388参考値・タッチスクリーン対応の有無はメーカー公式スペックで確認した内容です。

Mechanix Wear The Original MG-05(メカニクスウェア・オリジナル)

メナ

メカニクスグローブというジャンルを作った元祖モデルで、薄手なのにフィット感がしっかりしているので、細かい作業の手応えを損ないにくいのが良いところです。

カーボン入りタッチスクリーン対応合成皮革と、通気性のあるTrekDry素材を組み合わせたモデルです。参考値としてEN388:3121相当の等級が案内されており、TPR(熱可塑性ゴム)製のカフで手首をしっかり固定できます。洗濯機での丸洗いにも対応しています。

Mechanix Wear The Original MG-05(メカニクスウェア・オリジナル)

親指・人差し指部分は補強されており、耐久性を高めつつも生地は薄手で、工具やボルトの感触をつかみやすい作りです。スマートフォン操作の多い現場での作業にも向いています。

Mechanix Wear The Original 手の甲側

Ironclad EXO Motor Pro(アイアンクラッド・タッチPROグローブ)

Ironclad EXO Motor Pro(アイアンクラッド・タッチPROグローブ)
メナ

ナックル部分にネオプレンパッドが入っているので、狭いエンジンルームで手の甲をぶつけやすい整備作業には地味にありがたい仕様です。

合成スエード製のパームと通気性のあるポリエステルニット素材の甲部分を組み合わせたモデルです。メーカー公式スペックではEN388:3121の等級が示されています。ナックル部分のネオプレンパッドが工具を落としたときの衝撃や、手をぶつけたときの保護に役立ちます。

Ironclad EXO Motor Pro(アイアンクラッド・タッチPROグローブ)

メーカー公式ページには明記がありませんが、製品本体の人差し指部分に「TOUCH SCREEN」の印字があり、タッチスクリーン操作に対応していることが実物写真からも確認できます。テリークロス素材の汗拭き部分が親指に付いているなど、整備作業の細かい所作を意識した作りになっています。

Ironclad EXO Motor Pro パーム側(公式画像)

Vgo SL8849(メンズ・メカニックグローブ)

メナ

価格重視で「まず1双試してみたい」という人に向いているモデルです。耐切創性能を訴求する製品ではないので、その点は用途に応じて選び分けが必要です。

合成革を使った3D立体構造のメカニックグローブです。タッチパネル対応、耐摩耗、衝撃吸収を謳っていますが、耐切創性能(EN388)を訴求するモデルではないため、切創リスクのある作業には向いていません。あくまで操作性・フィット感重視の製品です。

Vgo SL8849(メンズ・メカニックグローブ)

パーム部分にはウレタンパッドが入っており、工具を握ったときの衝撃を和らげる設計になっています。価格帯が控えめなので、複数双まとめて用意したい場合にも選びやすい製品です。

Vgo SL8849 4層構造説明図

アクセサリー|あわせて使いたいグローブクリップ

整備中に外したグローブをポケットに突っ込んで紛失する、というのはよくある話です。ベルトに付けられるグローブクリップがあると、外した手袋をすぐ手の届く場所に留めておけます。

Mechanix Wear グローブクリップ MWC-05

Mechanix Wear グローブクリップ MWC-05

ベルトや工具バッグの持ち手に留められるクリップ式のグローブホルダーです。両手の手袋を洗濯バサミのように挟んで携帯でき、約4.5kg以上の荷重がかかると外れる安全設計になっているため、機械の可動部に引っかかる事故を防ぐ工夫がされています。

Mechanix Wear グローブクリップ 詳細

Mechanix Wear製グローブに限らず、他ブランドの手袋でも挟んで使えるため、ブランドを問わず取り入れやすいアクセサリーです。


どれを選ぶべきか|用途別おすすめ

薄手でフィット感重視・定番モデルが欲しい人: Mechanix Wear The Originalが扱いやすいバランスです。エンジンルーム作業でナックル保護も欲しい人: Ironclad EXO Motor Proがおすすめです。まず1双試したい・コスパ重視の人: Vgo SL8849が選びやすい価格帯です。

メナ

切創リスクが少ない一般整備・DIY作業なら操作性重視のメカニクスグローブ、金属の鋭利なエッジやガラスを扱う作業なら耐切創手袋、というように作業内容で使い分けるのが安全だと思います。


耐切創性能を重視したい方はこちら

この記事は操作性・フィット感を軸に比較しましたが、「切創リスクのある作業が多い」「EN388の耐切創等級で選びたい」という方には、こちらの記事の方が参考になります。【耐切創手袋4選】現場で切創リスクを防ぐ、EN388レベル別の選び方


まとめ

メカニクスグローブ選びは、耐切創性能ではなく「操作性・フィット感・タッチスクリーン対応」を軸に考えることが大切です。Mechanix Wear・Ironclad・Vgoはいずれも整備・DIY作業での使いやすさを重視した設計ですが、素材やナックル保護の有無には違いがあるため、ご自身の作業内容に合わせて選んでみてください。切創リスクのある作業には耐切創手袋を別途検討することをおすすめします。

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