用途で選べば失敗しない!業務用グルーガン(ホットメルター)3機種比較|HAKKO 804・805・806

白光(HAKKO) ホビー向けメルター スティックタイプ用 805-1
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メナ

どうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回は工業用グルーガン、いわゆる「メルター」の選び方です。同じHAKKO(白光)の製品でも型番によって用途が全然違うので、「どれを買えばいいか分からない」と迷いがちなジャンルだと感じています。

結論としては、まず1本試したいなら805、電子部品の接着や段ボール封かんなど温度調整が欲しいなら804、包装ラインで連続作業をするなら806が向いています。

工業用グルーガンは家庭用のホビー向けグルーガンと違い、消費電力・温度調整の有無・接着剤の供給方式(スティック式かタンク式か)で用途が明確に分かれます。今回はHAKKO(白光)の業務用メルター3機種、804・805・806を電力・温度調整・タンク方式の3軸で比較しました。

目次

結論:目的別おすすめ早見表

先に結論です。「まず1本試したい」なら805、「電子部品の接着や段ボール封かんに温度調整がほしい」なら804、「包装ラインで連続作業をしたい」なら806を選べば間違いありません。

製品消費電力・温度供給方式価格(参考)こんな人におすすめ
HAKKO 805-114W(固定温度)スティック式¥8,484まず1本試したい人
HAKKO 804-1100W(100〜200℃可変)スティック式¥38,882電子部品・段ボール封かん
HAKKO 806-1安定40W/最大180W蓄熱タンク式¥48,851包装ラインの連続作業

HAKKO業務用メルターおすすめ3機種

白光(HAKKO) ホビー向けメルター スティックタイプ用 805-1

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3機種の中で唯一14Wと消費電力が一桁少なく、価格も8千円台からと導入しやすいので、「まず1台試してみたい」という人にはこの805が向いています。

HAKKO 805-1は、白光のメルター(グルーガン)ラインの中でもっとも軽量・小型なモデルです。消費電力はわずか14W、質量は約210g(コード除く)で、細身のグリップは手の小さい人でも握りやすい設計になっています。

白光(HAKKO) ホビー向けメルター スティックタイプ用 805-1

ノズル温度は約170℃で、Φ11.5mmのスティックタイプ接着剤を使用します。温度調整機能は付いていない固定温度式ですが、その分本体構造がシンプルで価格を抑えられているのが特徴です。

想定用途はぬいぐるみ・人形づくり・アートフラワーなどの趣味用途から、簡単な梱包・軽包装作業まで。804や806のような電子部品接着や連続業務には向きませんが、「まずグルーガンを1本試したい」という人の入門機として選びやすい価格帯です。

白光(HAKKO) ホビー向けメルター スティックタイプ用 805-1

白光(HAKKO) 業務用メルター スティックタイプ用 804-1(温度調整機能付)

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100〜200℃で温度を変えられるので、接着剤の種類や被着材に合わせて熱量を微調整できるのが業務用モデルらしいポイントです。アース付きなので電子部品の接着作業でも安心して使えます。

HAKKO 804-1は、白光のメルターの中で温度調整機能(100〜200℃可変)を備えた業務用モデルです。消費電力は100Wと805より格段にパワフルで、アース付きプラグを採用しているため電子部品の接着作業にも対応します。

白光(HAKKO) 業務用メルター スティックタイプ用 804-1(温度調整機能付)

想定用途は電子部品の接着に加え、段ボールや化粧箱の封かん作業。温度を下げれば熱に弱い樹脂部品の接着、上げれば厚手の段ボールもしっかり圧着できるなど、被着材に応じて熱量を使い分けられるのが強みです。

質量は約350g(コード除く)、外形寸法は207×173×45mmと805よりひと回り大きく重量もありますが、その分パワーと温度調整の自由度を確保しています。価格は3.8万円台と805よりも高価ですが、業務で継続的に使うなら温度調整機能の恩恵は大きいです。

白光(HAKKO) 業務用メルター スティックタイプ用 804-1(温度調整機能付)

白光(HAKKO) 業務用メルター ペレットタイプ用 806-1(蓄熱タンク式)

メナ

804・805のスティック式と違い、タンクに接着剤を溶かして貯めておく蓄熱方式なので、トリガーを引きっぱなしでも連続して接着剤を出せるのが包装ラインでの連続作業に向いている理由です。

HAKKO 806-1は、蓄熱タンク方式を採用した業務用メルターです。804・805がスティック状の接着剤をその都度溶かして使うのに対し、806は50cm3のタンクにあらかじめ接着剤を溶かして貯めておけるため、連続してトリガーを引いても接着剤の供給が途切れません。

白光(HAKKO) 業務用メルター ペレットタイプ用 806-1(蓄熱タンク式)

対応する接着剤もペレット・ブロック・円柱状(HAKKO 810/811/812)と、スティックタイプ専用の804・805とは形状が異なります。消費電力は安定時40W・最大180Wで、緩衝材の固定や包装ラインでの補修作業など、同じ場所で繰り返し接着剤を使う業務向けに設計されています。

質量は約510g(コード除く)と3機種中もっとも重く、価格も4.8万円台ともっとも高価ですが、包装ラインでの連続作業や、まとまった量の接着を日常的にこなす現場では、スティックの補充が要らない分、作業効率で差が出ます。

白光(HAKKO) 業務用メルター ペレットタイプ用 806-1(蓄熱タンク式)

工業用グルーガン(メルター)の基礎知識・選び方

工業用グルーガンは、スティックやペレット状の接着剤(ホットメルト)を熱で溶かして塗布する工具です。家庭用のホビー向けグルーガンと違い、消費電力・温度調整・接着剤の供給方式で用途がはっきり分かれるのが特徴です。

温度調整の有無で選ぶ

HAKKO 804のように100〜200℃の範囲で温度を変えられるモデルは、接着剤の種類や被着材(樹脂・紙・金属など)に合わせて熱量を調整できます。805のような固定温度モデルは構造がシンプルな分、価格を抑えられます。

スティック式かタンク式かで選ぶ

804・805のようなスティック式は、都度スティックを差し込んで溶かすため取り回しやすく、少量の作業に向いています。806のような蓄熱タンク式は、あらかじめ接着剤を溶かして貯めておけるため、トリガーを引きっぱなしでの連続作業に向いています。

使い方のコツ

ノズル部分は使用中かなりの高温になるため、作業中はノズル先端に触れないよう十分注意してください。作業を中断するときは、必ず付属のスタンドや台座の上に置き、垂れた接着剤で作業台を汚さないようにします。

僕自身、805で梱包作業をしていたとき、ノズルを机に直置きしてしまい接着剤が固まって取れなくなった経験があるので、専用スタンドかシリコンマットの上に置く習慣をつけるのがコツだと感じています。

選び方・注意点

接着剤(スティック・ペレット)は機種ごとに対応形状が異なります。804・805はΦ11.5mmスティックタイプ専用、806はペレット・ブロック・円柱状(HAKKO 810/811/812)専用で、互換性はありません。購入前に対応する接着剤の在庫・価格も必ず確認してください。

価格だけで選ぶと失敗しやすいので注意してください。805は安価ですが温度調整ができず電子部品の接着には不向きです。逆に806は高価な分、連続作業には強いものの、少量の作業にはオーバースペックになりがちです。まずは想定している作業内容(頻度・接着剤の量・被着材)を整理してから選ぶのがおすすめです。

メルター専用アクセサリー|組み合わせたいアイテム

本体だけでなく、作業効率や安全性を高める周辺アイテムを組み合わせるとさらに使い勝手が良くなります。ここでは特に汎用性の高い2つを紹介します。

専用スタンド・台座

作業を中断するときにノズルを直接机に置かず、専用スタンドや耐熱シリコンマットの上に置くことで、垂れた接着剤による汚れや作業台の損傷を防げます。


コーキングガン・シーリング材

目地の気密・防水施工など、ホットメルトでは対応できない用途にはコーキングガンが必要になります。用途に応じて使い分けたい方は、コーキングガン比較記事もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 804・805・806はどれか1台あれば足りますか?

A. 作業内容によります。ホビーや簡易包装だけなら805で十分ですが、電子部品の接着や段ボール封かんなど温度調整が必要な作業がある場合は804が必要です。包装ラインでの連続作業がメインなら806一択になります。用途が複数またがる場合は804(温度調整あり)を軸にするのが無難です。

Q. 接着剤(スティック・ペレット)はどこで買えますか?

A. 本体と同じ楽天・Yahoo!ショッピングの工具ショップで、HAKKO純正のスティック(804・805用)やペレット(806用)が販売されています。互換性のない他社製の汎用スティックを無理に使うと詰まりの原因になるため、純正または対応形状が明記された製品を選んでください。

Q. 家庭用の安価なグルーガンとは何が違いますか?

A. 家庭用グルーガンの多くは温度調整がなく、消費電力も低めです。HAKKOの業務用メルターは温度調整機能(804)や連続作業向けのタンク方式(806)など、業務での継続使用を前提にした設計になっている点が異なります。

メナ

同じHAKKOのメルターでも、温度調整の有無や接着剤の供給方式で用途がはっきり分かれます。想定している作業内容に合わせて選んでみてください。

まとめ

業務用メルター3機種を、消費電力・温度調整・供給方式の3軸で比較しました。まず1本試したいなら805、電子部品の接着や段ボール封かんに温度調整がほしいなら804、包装ラインで連続作業をするなら806が候補です。

対応する接着剤の形状は機種ごとに異なるため、購入前に必ず確認してから選んでください。

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