メナどうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回は照度計比較です。消防法点検のように公的な精度証明が必要な場面と、植物育成や自宅の明るさチェックのように目安があれば十分な場面では、選ぶべき機種がまったく違うので、JIS等級と価格帯で厳選しました。
照度計は、光の量をlx(ルクス)で数値化する計器です。JIS C1609-1に定められた等級(AA級/A級等)は数字が上がるほど精度が高く、消防法点検の非常灯測定など公的な精度証明が必要な業務では等級準拠が必須ですが、植物育成や自宅の明るさの目安チェック程度なら等級準拠は必須ではありません。
結論から言うと、消防法点検等で最上位精度が必要ならHIOKI FT3425、精度と価格のバランスを取りたいなら共立電気計器KEW5204、一体型でサッと測りたいならカスタムLX-204、まず1台試したいならサンワダイレクト400-TST932がおすすめです。理由は後述しますが、JIS等級準拠の要否から選ぶことが重要です。
この記事では測定範囲・JIS等級準拠・価格の3軸で4製品を比較し、全てメーカー公式仕様で裏取りした上で、正直にお伝えします。
結論:目的別おすすめ早見表
先に結論です。「消防法点検等で最上位精度が必要」ならHIOKI FT3425、「精度と価格のバランスを取りたい」なら共立電気計器KEW5204、「一体型でサッと測りたい」ならカスタムLX-204、「まず1台試したい」ならサンワダイレクト400-TST932を選べば間違いありません。測定範囲・JIS等級の情報は全て2026年8月11日時点でメーカー公式仕様を確認済みですが、購入前に商品ページで最新仕様をご確認ください。
| 製品 | 測定範囲 | 規格準拠 | 価格(目安) | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| HIOKI FT3425 | 0〜200,000lx | JIS C1609-1:2006一般形AA級 | ¥89,100(税込) | 消防法点検等で最上位精度が必要な人 |
| 共立電気計器 KEW 5204 | 0.0〜199900lx | JIS C1609-1:2006一般形A級/IEC61326 | ¥33,000(税込) | 精度と価格のバランスを取りたい人 |
| カスタム LX-204 | 200〜200,000lx(4レンジ) | 規格明記なし(簡易測定用) | ¥24,200(税別) | 一体型でサッと測りたい人 |
| サンワダイレクト 400-TST932 | 0〜400KLux | CIE基準参考 | ¥6,280(税込) | まず1台試したい人 |
照度計おすすめ4選
HIOKI FT3425





非常灯や避難誘導灯の低照度から屋外の高照度まで1台でカバーしたいなら、僕はHIOKIFT3425を選びます。JIS一般形AA級という最上位クラスの精度なので、消防法点検の測定値としてもそのまま使えます。
HIOKI FT3425は、JIS C1609-1:2006一般形AA級に準拠した照度計です。公式仕様(2026年8月11日確認、https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=1717)によると、測定範囲は0〜200,000lx、Bluetooth無線技術でスマートフォン・タブレットへ測定データを送信でき、内部メモリに最大99データを保存できます。消防法や風営法で規定される非常灯・避難誘導灯の低照度測定にも対応します。


正直に言うと、FT3425は税込89,100円と本記事の中でもっとも高価格帯です。消防法点検など公的な精度が求められない用途であれば、後述のKEW5204やLX-204のような機種で十分なケースが多いです。
消防法点検や照明設計など、JIS最上位クラスの精度が求められる業務で使いたい方に向いています。


共立電気計器 KEW 5204





JIS準拠の精度をもう少し抑えた価格で欲しいなら、僕はKEW5204を勧めます。AA級ほどではないもののA級準拠で、Bluetoothにも対応しているので現場でのデータ管理がしやすいです。
共立電気計器KEW 5204は、JIS C1609-1:2006一般形A級に準拠した照度計です。公式仕様(2026年8月11日確認、https://www.kew-ltd.co.jp/products/detail/01135/)によると、測定範囲は0.0〜199900lx、精度は±4%rdg±5dgt(23±2℃基準)、IEC61326にも適合し、Bluetoothでのデータロギングに対応しています。


ここは正直に書きますが、KEW5204はFT3425のAA級より一段下のA級準拠です。消防法点検など最上位クラスの精度証明が必要な場合は前述のFT3425を検討してください。
JIS準拠の信頼性を確保しつつ価格を抑えたい方、LED照明の調光測定まで行いたい方に向いています。


カスタム(CUSTOM) LX-204





とりあえず一体型でサッと測りたいなら、僕はLX-204を使います。センサーと本体が一体化しているので、ケーブル取り回しを気にせずに持ち運べるのが便利です。
カスタム(CUSTOM) LX-204は、センサー一体型のデジタル照度計です。公式仕様(2026年8月11日確認、https://www.kk-custom.co.jp/emp/LX-204.html)によると、測定範囲は200/2,000/20,000/200,000lxの4レンジ、精度は±(5%rdg+4dgt)、シリコンフォトダイオードセンサーを搭載し、HOLD機能・MAX値表示に対応しています。


正直なところ、LX-204は公式仕様にJIS規格準拠の明記がなく、前述のFT3425・KEW5204のような規格証明を求められる業務には向きません。あくまで現場の簡易チェック用として位置づけてください。
センサー分離の手間を省いて一体型でサッと測りたい方、規格証明が不要な現場チェックに使いたい方に向いています。


サンワダイレクト 400-TST932





植物育成の光量チェックなど、まず数値の目安が欲しいだけなら、僕はサンワダイレクト400-TST932で十分だと思います。0〜400KLuxと測定範囲が広く、価格も抑えめなのが魅力です。
サンワダイレクト(サンワサプライ) 400-TST932は、センサー分離式のコンパクトなデジタル照度計です。公式仕様(2026年8月11日確認、https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-TST932)によると、測定範囲は0〜400KLux、CIE(国際照明委員会)基準を参考にした精度(10,000lx時で±3%rdg±0.5%f.s.)、専用収納ケースが付属します。


正直に言うと、400-TST932はJIS規格準拠を謳う製品ではなく、業務の公的な測定証明には使えません。オフィス・工場の照度基準を公的に証明したい場合は前述のFT3425やKEW5204を選んでください。
植物育成の光量チェックや自宅・オフィスの明るさの目安を数値で確認したい方、価格を抑えてまず1台試したい方に向いています。


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選び方・注意点
照度計を選ぶ際にまず確認すべきは、公的な精度証明が必要かどうかです。消防法点検の非常灯・避難誘導灯測定など、行政への提出資料として使う場合はJIS C1609-1のAA級またはA級準拠の機種を選ぶ必要があります。植物育成や自宅の明るさの目安チェック程度であれば、等級準拠は必須ではありません。
センサーの形状にも注意してください。センサー分離型は測定対象に合わせて角度を調整しやすい一方、センサー一体型はケーブルの取り回しを気にせず持ち運びやすいという違いがあります。
本記事で掲載した測定範囲・JIS等級の情報は、2026年8月11日時点でHIOKI(hioki.co.jp)・共立電気計器(kew-ltd.co.jp)・カスタム(kk-custom.co.jp)・サンワダイレクト(sanwa.co.jp)の各公式製品ページで確認したものです。購入・使用前には必ずメーカー公式の取扱説明書・仕様書で最新情報をご確認ください。



照度計は「公的な精度証明が必要か」で選ぶモデルが大きく変わります。用途を先に決めてから比較すると、シンプルに選べますよ。
まとめ
照度計4製品を、測定範囲・JIS等級準拠・価格の3軸で比較しました。消防法点検などの最上位精度ならHIOKI FT3425、精度と価格のバランスなら共立電気計器KEW5204、一体型の手軽さならカスタムLX-204、価格重視ならサンワダイレクト400-TST932が候補になります。
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