【車の下に潜るDIY整備向け】寝板・ローラーシートおすすめ6選|耐荷重と本体高さで選ぶなら?

アストロプロダクツ プラスチッククリーパー PC493
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車の下に潜る作業は、ジャッキアップした車の下で仰向けになり、オイル交換や下回りの点検をする場面が中心です。冷えた床に直接寝転がると背中も痛めやすいので、整備用の寝板やローラーシートが一枚あるだけで姿勢がずいぶん楽になります。

メナ

寝板とローラーシートは別の道具です。潜るなら寝板、座って低い位置の作業をするならローラーシートが基本になります。

結論から言うと、車の下に潜るなら寝板型のPC493かZクリーパー、潜る日と座って作業する日の両方があるなら2WAYのSK11 SRS-101Bが候補です。座って低い位置の作業が中心なら、アストロのローラーシート、シートクリーパー、デイトナのシートクリーパーから選びます。

この記事では、メーカー公式の仕様で耐荷重を確認できた6機種に絞りました。そのためアストロプロダクツが4機種と多めですが、耐荷重を公式に載せている製品を優先した結果です。仕様の数値は公式ページ、SK11は同梱の取扱説明書に載っている値だけを使い、載っていない項目は「公式記載なし」としています。

目次

車の下に潜る寝板・ローラーシートを選ぶ4つの軸|耐荷重と本体高さ

最初に決めたいのは形です。寝板型は車の下に仰向けで入る用、椅子型(ローラーシート・シートクリーパー)は座ったまま低い位置の作業をする用、2WAYは1台で両方に切り替えられる型です。潜る作業がなく座るだけなら寝板は不要で、逆に潜る作業があるなら椅子型だけでは足りません。

2つめは床面とキャスター径です。アストロのPC493は公式が「コンクリートのような固く平らで、傾斜のない床面でのみ使用してください。」と注意していて、砂利や砂、アスファルト路面は移動しないよう書いています。ガレージの床がコンクリートでも、ひび割れや段差が多いと小径のキャスターは引っかかりやすくなります。キャスター径はPC493が75mm、Zクリーパーが60mm、ローラーシートが62mmと、機種ごとに違います。

3つめは本体高さです。寝板は高さが低いほど車の下に入りやすく、PC493は125mm、Zクリーパーは寝板の形で135mm、SK11 SRS-101Bはクリーパーの形で約115mmです。車高の低い車の下に潜るなら、この数字が効いてきます。椅子型は本体高さがそのまま座る高さの目安で、ローラーシートは390〜510mmで調整でき、シートクリーパーは360mmです。

4つめは耐荷重の余裕です。公式の耐荷重はPC493が140kg、デイトナが136kg、アストロの3機種が100kg、SK11が約80kgでした。体重だけでなく、作業着や工具を持った状態を考えて、数字に余裕のあるものを選んでください。PC493の公式は「耐荷重は静荷重です。耐荷重以下でも衝撃が加わると、製品が破損する場合があります。」とも注意しています。

ジャッキで車を上げて下に入る前の支え方は、ガレージジャッキ&リジッドラックの選び方で扱っています。アストロプロダクツのリジッドラックの公式ページには、「整備や修理のため、ガレージジャッキで持ち上げた車両を一時的に支持するための工具です。」とあり、「1脚で使用せずに、必ず前2脚または後ろ2脚、あるいは前後4脚で使用してください。」と注意しています。寝板は体を乗せて動くための道具で、車体を支える道具ではありません。

整備用クリーパー・ローラーシートおすすめ6選

アストロプロダクツ プラスチッククリーパー PC493

項目内容
種類寝板(樹脂製)
耐荷重140kg(静荷重)
本体サイズW915×D430×H125mm
キャスター大径スイベルキャスター6個・径75mm
重量3.9kg
メナ

寝板の本命は、耐荷重140kgと高さ125mmが両立したPC493です。

PC493は、アストロプロダクツの樹脂製の寝板です。公式は「下回りの整備には欠かせない、樹脂製で軽量な寝板です。」と説明していて、重量は3.9kgと、今回の寝板の中で一番軽い設計です。耐荷重140kgは6機種の中で最大で、体格がしっかりした人でも余裕を持って選べます。

アストロプロダクツ プラスチッククリーパー PC493

キャスターは75mmの大径スイベルが6個付き、床の小さな継ぎ目を越えやすい構成です。サイドのくぼみは、公式が「小物や工具を置くパーツトレー」として使えると説明していて、ソケットやボルトを置いておけます。柔らかく頭を支える枕と、持ち運びに便利な持ち手も付いています。

アストロプロダクツ プラスチッククリーパー PC493 で車の下に入った使用例

注意したいのは床面です。コンクリートの固く平らな床で使うことが前提で、砂利や砂のある路面、アスファルト路面は移動してはいけません。屋外の駐車場で使いたい人は、この条件を確認してから選んでください。保守は、6個のキャスターに髪の毛や砂が絡んでいないか、枕の付け根にひびがないかを、使う前に目で確認しておくと安心です。

アストロプロダクツ Zクリーパー 2007000014806

項目内容
種類2WAY(寝板⇔椅子)
耐荷重100kg
本体サイズW420×D1020×H135mm(寝板の形)/W420×D500×H470mm(椅子の形)
キャスター自在キャスター・径60mm(個数は公式記載なし)
重量7.4kg
メナ

寝板にも椅子にもなる1台。ガレージに置ける道具を1つに絞りたい人向けです。

Zクリーパーは、側面の固定ピンを引くだけで、寝板の形と椅子の形を切り替えられるアストロプロダクツのクリーパーです。公式は「側面2ヵ所の固定ピンを引くだけで、椅子と寝板の切り替えが可能です。」と説明しています。

アストロプロダクツ Zクリーパー

寝板の形では本体高さが135mmで、PC493よりわずかに高めです。椅子の形では本体高さが470mmになり、座って足回りの作業をするときの高さの目安にできます。キャスターは自在キャスターで、公式が「どちらの形状でも前後左右への移動が可能です。」と書いているため、潜ったあとに横へ動いて位置を直すときも扱いやすいです。

アストロプロダクツ Zクリーパー を寝板にして車の下に入った使用例

気をつけたいのは、重量が7.4kgとPC493の約2倍あること、耐荷重が100kgで、PC493より低いことです。体格のしっかりした人や、重い工具を持って乗る人は、耐荷重の余裕を確認してください。保守としては、切り替えの固定ピンがきちんと奥まで入っているかを毎回確かめ、ピンまわりの砂や汚れを拭き取ってから使うのが基本です。

アストロプロダクツ ローラーシート 2007000005354

項目内容
種類椅子型(丸形・高さ調整式)
耐荷重100kg
本体サイズΦ390×H390〜510mm
キャスター5個・径62mm
重量5.1kg
メナ

低い位置で何時間も作業するなら、高さを変えられるローラーシートです。

ローラーシートは、座面の高さを変えられる丸形の作業椅子です。公式の本体サイズはΦ390×H390〜510mmで、高さ調整の幅がそのまま表記されています。シート径はΦ300mm、重量は5.1kgで、キャスターは5個・径62mmです。

アストロプロダクツ ローラーシート

シートの下にはパーツトレー(ハーフトレーW300×H25mm、ベーストレーΦ385×H25mm)が付き、ボルトやソケットを手元に置けます。タイヤ交換のホイールナットの締め付けや、ブレーキまわりの作業のように、低い位置で手を動かし続ける場面で重宝します。

アストロプロダクツ ローラーシート に座った使用例

注意点は、寝板ではないので車の下には潜れないことです。保守は、高さ調整の部分に砂が入ると動きが渋くなるため、調整機構の周りを乾いた布で拭いておくことです。

アストロプロダクツ シートクリーパー 2003000002201

項目内容
種類椅子型(固定高さ)
耐荷重100kg
本体サイズW360×D380×H360mm
キャスター径60mm(個数は公式記載なし)
重量4kg
メナ

座面を持ち替えず、固定高さで割り切るなら軽い4kgのシートクリーパーです。

シートクリーパーは、公式が「座って作業するのに丁度よい高さのシートクリーパーです。」と説明している椅子型です。本体高さは360mmの固定で、高さ調整は公式に記載がありません。シートサイズはW360×D195×H30mm、重量は4kgで、今回の椅子型の中では一番軽く扱えます。

アストロプロダクツ シートクリーパー

シートの下には、内寸W300×D340×H20mmのパーツトレーが付いています。工具を並べて手を伸ばせばすぐ取れるので、ボルト類をなくしにくいです。公式はコンクリートなど固く平らな床で使い、柔らかい床や傾斜のある床、砂利や凹凸のある路面の移動は避けるよう注意しています。

アストロプロダクツ シートクリーパー のトレーに工具を置いた使用例

寝板としては使えないため、潜る作業が目的の人は、先に紹介した寝板型や2WAYのほうが向きます。保守は、シート下のボルトの緩みと、キャスターの回りを定期的に確かめることです。

デイトナ シートクリーパー 69742

項目内容
種類椅子型(固定高さ)
耐荷重136kg
本体サイズ幅355×奥370×高さ360mm
キャスターキャスター付き(径・個数は公式記載なし)
重量公式記載なし
メナ

椅子型で耐荷重136kgを確認できるのは、今回はデイトナだけです。

デイトナのシートクリーパー69742は、公式の耐荷重が136kgと、椅子型の中では一番大きな機種です。アストロの椅子型2機種が100kgなので、体格がしっかりした人は検討に値します。本体サイズは幅355×奥370×高さ360mmで、アストロのシートクリーパーと近いサイズです。

デイトナ シートクリーパー 69742

座面はクッション性が高く、下部のトレーに工具やネジ類を置けます。お客様組み立て品なので、届いた状態で使えるわけではなく、箱から出して組む手間があります。バイク整備向けのブランドの製品で、車にも使えるかは公式に記載がないため、この記事では用途を決めつけず、DIY整備の座り作業用として紹介します。

デイトナ シートクリーパー 69742 の下部トレー

キャスター径と重量は公式に記載がなく、他の機種と並べて比較できない点は弱みです。保守は、組み立て品なので、最初の数回は固定しているボルトとナットが緩んでいないかを確認し、トレー内の砂を払ってから使うのが無難です。

SK11 2WAYクリーパー SRS-101B

項目内容
種類2WAY(クリーパー⇔ローラーシート)
耐荷重約80kg
本体サイズ幅約420×奥行約915×高さ約115mm(クリーパー時)/幅約420×奥行約440×高さ約340mm(ローラーシート時)
キャスター6個(径は公式記載なし)
重量約6.2kg
メナ

寝板になる高さは約115mmと、6機種の中で最も低い設計です。

SRS-101Bは、藤原産業のSK11ブランドの2WAYクリーパーです。取扱説明書には、クリーパー時が高さ約115mm、ローラーシート時が高さ約340mmと書かれていて、寝板の形では今回の6機種の中で最も低くなります。車高の低い車の下に入りたいときに、候補になります。

SK11 2WAYクリーパー SRS-101B

重量は約6.2kg、キャスターは6個です。ローラーシートの形にすると奥行きが約440mmになり、ガレージの狭い場所でも座って作業できます。

SK11 2WAYクリーパー SRS-101B をローラーシートの形にした状態

注意したいのは、耐荷重が約80kgと6機種で最も低いことです。取扱説明書は「耐荷重を超える使用はしないで下さい。」「製品に飛び乗ったり、踏み台代わりに使用しないで下さい。」と注意していて、平らな場所以外での使用や保管も避けるよう書いています。保守は、切り替えのたびに固定部分のロックがかかったかを確認し、キャスターに絡んだ糸くずや砂を取ることです。

6機種の比較表

数値は、公式ページと取扱説明書に載っている値です。「公式記載なし」は、メーカーの掲載情報に項目がないことを意味します。

機種種類耐荷重本体高さキャスター径重量
アストロ PC493寝板140kg125mm75mm3.9kg
アストロ Zクリーパー2WAY100kg135mm(寝板)/470mm(椅子)60mm7.4kg
アストロ ローラーシート椅子型100kg390〜510mm62mm5.1kg
アストロ シートクリーパー椅子型100kg360mm60mm4kg
デイトナ 69742椅子型136kg360mm公式記載なし公式記載なし
SK11 SRS-101B2WAY約80kg約115mm(クリーパー)/約340mm(ローラーシート)公式記載なし約6.2kg

こんな人はこれ|選び分け

車の下に潜ることが目的で、体格がしっかりしているなら、耐荷重140kgで高さ125mmのPC493が一番手です。コンクリートの固く平らなガレージで使うことが前提になります。

潜る日も座る日もあって道具を1台にしたいなら、2WAYのZクリーパー(耐荷重100kg)かSK11 SRS-101B(耐荷重約80kg)です。寝板の高さを抑えたいならSK11、耐荷重に余裕が欲しいならZクリーパーを選びます。

座って低い位置の作業が中心なら、高さを変えたい人はアストロのローラーシート、軽さを取るならアストロのシートクリーパー、耐荷重を取るならデイトナの69742です。

メナ

どの機種も、耐荷重を超える使い方や、傾斜・凹凸のある床での使用は公式が注意しています。床面の条件を最初に確認してください。

まとめ|形と床面を決めてから耐荷重を見る

寝板・ローラーシートは、潜るか座るかの形を決め、次に床面とキャスター径、本体高さ、耐荷重の余裕の順に見ると失敗しにくい道具です。公式の数値は、ここで比べた6機種で1つずつ違いがあります。体格と、作業する床の状態に合わせて選んでください。

価格や在庫は変わりやすいので、購入前に各モールの商品ページで型番と在庫をご確認ください。

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