塗膜の厚みを見える化!塗装膜厚計比較3選|鉄・非鉄対応と価格差で選ぶ

ケット科学研究所 L-600 Standard
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メナ

どうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。今回は塗装膜厚計比較です。鉄系素地専用の機種もあれば、非鉄金属まで1台でこなせる機種もあり、素地の種類を確認せずに選ぶと現場で「測れない」という事態になりかねないので、対応素地と価格帯で厳選しました。

塗装膜厚計は、金属素地の上に塗られた塗膜・メッキの厚さを非破壊で測定する計器です。測定方式には電磁誘導式(鉄系素地向け)と渦電流式(非鉄金属向け)があり、プローブ交換式・一体型それぞれに向き不向きがあるため、測定対象の素地の種類を先に確認してから選ぶことが重要です。

結論から言うと、鉄・非鉄どちらも高精度で使い分けたいならケット科学L-600 Standard、鉄系素地を手軽に測りたいならサンコウ電子SAMAC-F、価格を抑えて鉄・非鉄両方をこなしたいならカスタムTG-02Uがおすすめです。理由は後述しますが、対応素地と価格帯から選ぶことが重要です。

この記事では測定範囲・精度・価格の3軸で3製品を比較し、全てメーカー公式仕様で裏取りした上で、正直にお伝えします。

目次

結論:目的別おすすめ早見表

先に結論です。「鉄・非鉄を高精度で使い分けたい」ならケット科学L-600 Standard、「鉄系素地を手軽に測りたい」ならサンコウ電子SAMAC-F、「価格を抑えて1台でこなしたい」ならカスタムTG-02Uを選べば間違いありません。測定範囲・精度の情報は全て2026年8月11日時点でメーカー公式仕様を確認済みですが、購入前に商品ページで最新仕様をご確認ください。

製品測定範囲精度価格(目安)こんな人におすすめ
ケット科学 L-600 Standard0〜2500μm(電磁)/0〜1200μm(渦電流)±1μm(〜50μm)¥138,000+プローブ別売(税別)鉄・非鉄を高精度で使い分けたい人
サンコウ電子 SAMAC-F0〜2.5mm(鉄系)±1μmまたは±2%(100μm以下)¥103,935(Amazon税込)鉄系素地を手軽に測りたい人
カスタム TG-02U鉄0〜2,000μm/非鉄0〜1,000μm±10dgt(〜199μm)¥27,000(税別)価格を抑えて1台でこなしたい人

塗装膜厚計おすすめ3選

ケット科学研究所 L-600 Standard

ケット科学研究所 L-600 Standard
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メナ

プローブを交換して用途を広げたいなら、僕はケット科学のL-600 Standardを選びます。電磁誘導式・渦電流式のプローブを付け替えられるので、鉄・非鉄どちらの被膜厚測定にも対応できます。

ケット科学研究所L-600 Standardは、プローブ交換式の膜厚計です。公式仕様(2026年8月11日確認、https://www.kett.co.jp/products/l-600/)によると、測定範囲は電磁誘導式プローブで0〜2500μm、渦電流式プローブで0〜1200μm、精度は50μm未満で±1μm、50μm以上で指示値の±2%です。50,000点のデータ保存とUSB-C接続に対応しています。

ケット科学研究所 L-600 Standard

正直に言うと、L-600は本体価格が税別138,000円で、プローブは別売(11万〜24万円)のため総額はさらに高くなります。予算を抑えたい場合は後述のTG-02Uのような一体型の機種のほうが導入しやすいです。

鉄・非鉄どちらも高精度で測定したい方、複数プローブを使い分けたい業務用途の方に向いています。

ケット科学研究所 L-600 Standard

サンコウ電子研究所 SAMAC-F

メナ

鉄素地の塗膜厚を手軽に測りたいなら、僕はSAMAC-Fを使います。プローブ一体型でボタン操作だけで校正できるので、L-600のようにプローブを別途購入する手間がありません。

サンコウ電子研究所SAMAC-Fは、プローブ一体型の電磁式膜厚計です。公式仕様(2026年8月11日確認、https://www.sanko-denshi.co.jp/products/coating-thickness-meters/electro-magnetic-coating-thickness-meters/samac-f/)によると、測定範囲は0〜2.5mm、精度は100μm以下で±1μmまたは指示値の±2%の大きい方、101μm以上で指示値の±2%です。塗装・ライニング・メッキの膜厚測定に対応します。

サンコウ電子研究所 SAMAC-F

ここは正直に書きますが、SAMAC-Fは電磁式のため鉄系素地への適用が基本です。アルミなど非鉄金属素地への塗膜も測りたい場合は前述のL-600(渦電流式プローブ選択)や後述のTG-02Uを検討してください。

鉄骨・車両など鉄系素地の塗膜厚を手軽に測りたい方、プローブ別売の手間を避けたい方に向いています。

サンコウ電子研究所 SAMAC-F

カスタム(CUSTOM) TG-02U

メナ

鉄・非鉄どちらも1台でこなしつつ価格も抑えたいなら、僕はTG-02Uを勧めます。L-600やSAMAC-Fよりぐっと価格が下がるので、初めての1台としても導入しやすいです。

カスタム(CUSTOM) TG-02Uは、鉄・非鉄両用のデジタル膜厚計です。公式仕様(2026年8月11日確認、https://www.kk-custom.co.jp/industrial/TG-02U.html)によると、測定範囲は鉄系素地0〜2,000μm、非鉄金属素地(銅・アルミ・真鍮等)0〜1,000μm、精度は0〜199μmで±10dgt、200〜1,000μmで±(3%rdg+10dgt)です。上下反転表示や上下限アラーム設定にも対応します。

カスタム(CUSTOM) TG-02U

正直なところ、TG-02Uは測定範囲・精度ともに前述のL-600やSAMAC-Fより一段控えめです。高精度な測定証明が必要な業務用途には上位機種を検討してください。

鉄・非鉄両方を1台でカバーしつつ価格を抑えたい方、初めて膜厚計を導入する方に向いています。

カスタム(CUSTOM) TG-02U

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選び方・注意点

塗装膜厚計を選ぶ際にまず確認すべきは、測定したい素地が鉄系か非鉄金属かです。電磁誘導式は鉄系素地向け、渦電流式は非鉄金属向けで、両方測定したい場合はプローブ交換式か鉄・非鉄両用モデルを選ぶ必要があります。素地の種類を確認せずに選ぶと、現場で測定できないという事態になりかねません。

プローブ交換式か一体型かも重要なポイントです。交換式は測定対象の幅が広がる一方でプローブが別売のため総額が高くなり、一体型は購入時の総額を抑えられる一方で対応素地が限定されます。

本記事で掲載した測定範囲・精度の情報は、2026年8月11日時点でケット科学研究所(kett.co.jp)・サンコウ電子研究所(sanko-denshi.co.jp)・カスタム(kk-custom.co.jp)の各公式製品ページで確認したものです。購入・使用前には必ずメーカー公式の取扱説明書・仕様書で最新情報をご確認ください。

メナ

塗装膜厚計は「鉄系か非鉄金属か」の対応素地で選ぶモデルが変わります。測定対象を先に決めてから比較すると、シンプルに選べますよ。

まとめ

塗装膜厚計3製品を、測定範囲・精度・価格の3軸で比較しました。鉄・非鉄を高精度で使い分けたいならケット科学L-600 Standard、鉄系素地を手軽に測りたいならサンコウ電子SAMAC-F、価格重視ならカスタムTG-02Uが候補になります。

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