メナどうも、機械と電気の両方をこなすハイブリッドエンジニア、メナ(@menachite)です。前回のSony編に続いて、今回はAnker Soundcoreのノイキャン完全ワイヤレスイヤホンだけを集めて現行ラインナップを丸ごと比較してみました。
Soundcoreのノイキャンイヤホンは、5,990円のP31iから26,990円のLiberty 5 Proまで5機種が現行で並んでいます。「価格差でNC性能がどこまで変わるのか」が分かりにくいと感じる方が多いと思います。結論は、価格が上がるほどノイキャンの世代(ウルトラノイズキャンセリングの数字)が新しくなり、コーデック対応や付加機能(ワイヤレス充電・ディスプレイ搭載ケースなど)が増えていく、ということです。理由は後述します。
今回はP31i(5,990円)・P40i(7,990円)・Sport X20(9,990円)・Liberty 5(14,990円)・Liberty 5 Pro(26,990円)の5機種を、NC性能・装着感・バッテリー・コーデックの4軸で比較しました。価格帯ごとに何が変わるのかを整理すると、ご自身の使い方にどこまで投資すべきか判断しやすくなります。
なお本記事は「Anker Soundcore1ブランドの現行ラインナップを丸ごと網羅する」という切り口です。Sony・Anker Soundcore・finalなど複数ブランドを横断して比較したい方や、Sonyのブランド内比較を見たい方は、別記事もあわせてご覧ください。
結論:目的別おすすめ早見表
先に結論です。「とにかく安くノイキャンを試したい」ならP31i、「ノイキャンの自動調整と電池持ちを重視したい」ならP40iを選べば間違いありません。「運動中の脱落防止・防水性能を重視したい」ならSport X20、「価格を抑えつつ高音質とNCを両立したい」ならLiberty 5、「ノイキャン・機能性ともに妥協したくない」ならLiberty 5 Proが候補になります。
| 製品 | ポジション | NC稼働時間 | 対応コーデック | 価格(税込目安) | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| P31i | エントリー | NC最大8h(計40h) | SBC/AAC | ¥5,990 | とにかく安くノイキャンを試したい人 |
| P40i | バランス型 | NC計50h | SBC/AAC | ¥7,990 | ノイキャン自動調整と電池持ちを重視する人 |
| Sport X20 | スポーツ耳掛け | NC最大7h(計28h) | SBC/AAC | ¥9,990 | 運動中の脱落防止・防水性能を重視する人 |
| Liberty 5 | バランス型フラッグシップ | NC計40h | LDAC対応 | ¥14,990 | 価格を抑えつつ高音質とNCを両立したい人 |
| Liberty 5 Pro | フラッグシップ | NC最大6.5h(計28h) | LDAC対応 | ¥26,990 | ノイキャン・機能性ともに妥協したくない人 |
Anker Soundcore現行ノイキャンイヤホン全5機種
Anker Soundcore P31i





6千円切りでここまでノイキャンが効くのは、僕が最初にペアリングした時に価格を二度見したくらい意外でした。とりあえず1台試したい人にはこれで十分だと思います。
Soundcore P31iは、Ankerのワイヤレスイヤホンの中でも特に価格を抑えたエントリーモデルです。5,990円という価格ながらアクティブノイズキャンセリングを搭載しており、通勤電車の走行音を抑えるのに十分な性能を持っています。


Bluetooth 6.1採用で接続の安定性も高く、専用アプリ「Soundcore」でイコライザー調整も可能です。ただし正直なところコーデックはSBC/AACまでで、上位機のようなLDAC対応の高音質は望めません。あくまで「まずノイキャンイヤホンを試してみたい」入門用と割り切って選ぶのが正解です。


重量は片耳約4.4gと軽量で、IP55防塵防水にも対応しています。価格を最優先にしたい方には、僕も安心しておすすめできる1台です。


Anker Soundcore P40i





もっと高いモデルと比べても、通勤で使う分にはP40iのノイキャンで十分満足できてしまうのが、僕が実際に使い比べて感じた正直な感想です。
Soundcore P40iは、ウルトラノイズキャンセリング2.0を搭載したミッドレンジモデルです。周囲の騒音レベルに応じてノイキャンの強さを自動調整してくれるため、電車内・カフェ・オフィスと環境が変わっても手動で切り替える手間がありません。


充電ケース込みで最大50時間再生できるロングバッテリーも魅力です。ただしコーデックはSBC/AACのみでLDACには非対応なので、正直なところハイレゾ相当の高音質を求める方には物足りません。あくまで「ノイキャンの自動調整と電池持ちを優先したい」人向けのバランス型モデルです。


重量は片耳約5gで、IPX5防水にも対応しています。価格と機能のバランスを重視する方には、僕もまず候補に入れてほしい1台です。


Anker Soundcore Sport X20





耳掛けフックのおかげでランニング中にずれ落ちる心配がほぼないのは、僕が実際に走りながら試して一番助かったポイントです。
Soundcore Sport X20は、耳掛けフック型のスポーツ向けモデルです。IP68の完全防塵防水に対応しており、汗をかく運動や雨天時の使用でも気にせず使えます。アクティブノイズキャンセリングも搭載し、ジムのマシン音を抑えながらトレーニングに集中できます。


一方で正直なところ、バッテリーはNC使用時で本体単体約7時間・ケース込み最大28時間と、本記事の他モデルと比べると短めです。コーデックもSBC/AACまでとなっています。あくまで「運動中の脱落防止と防水性能」を最優先したスポーツ専用モデルという位置づけです。


重量はケース込みで約55g。とにかく運動中にずれ落ちないイヤホンが欲しいという方には、僕としてもこのフック型を選んでほしいと思います。


Anker Soundcore Liberty 5





バスレフ構造のおかげで低音がしっかり沈み込む音作りは、僕がエントリーモデルと聴き比べて一番驚いた変化でした。
Soundcore Liberty 5は、Ankerのワイヤレスイヤホンとして初めてバスレフ型スピーカー構造を採用したモデルです。ウルトラノイズキャンセリング3.5を搭載し、LDAC対応のハイレゾ相当の音質も楽しめます。


ワイヤレス充電にも対応し、マルチポイント接続でPCとスマホの同時待受もできます。正直なところ、後発のLiberty 5 Proと比べるとディスプレイ非搭載でAIチップによる通話品質向上機能もないため、最新技術をフルに使いたい方には見劣りする面もあります。あくまで「価格を抑えつつ高音質とNCを両立したい」人向けのバランス型フラッグシップです。


重量は片耳約5.2gで、IP55防塵防水に対応しています。音質重視でノイキャンも妥協したくない方には、僕もこのLiberty 5を有力候補としておすすめします。


Anker Soundcore Liberty 5 Pro





ケースのディスプレイで曲名やノイキャンモードをケースを開けずに確認できるのは、僕が最初に触った時に地味に便利で手放せなくなった機能です。
Soundcore Liberty 5 Proは、Ankerの現行フラッグシップモデルです。ウルトラノイズキャンセリング4.0という本記事中最上位のNCを搭載し、AIチップ「Anker Thus」による通話品質向上機能も備えています。


充電ケースにディスプレイを搭載しており、ケースを開けずに曲名表示やANCモード切り替えができるのが特徴です。正直なところ、NCオン時のバッテリーは片耳最大6.5時間・ケース込み28時間と、フラッグシップとしては本記事の中でもやや短めで、ディスプレイ搭載の分だけ重量も片耳約5.9gとやや重くなっています。


LDAC対応で音質面でも妥協がなく、価格を気にせずAnker最上位のノイキャン・機能性を求める方には、僕からも本記事で一番おすすめできる1台です。


ノイキャンイヤホン専用アクセサリー|あると便利な追加グッズ
本体だけでなく、装着感やバッテリー運用を補うアクセサリーを揃えておくと普段使いがぐっと快適になります。ここでは汎用性の高い2種類を紹介します。
交換用イヤーピース(シリコン/フォームタイプ)
付属のイヤーピースが耳に合わないと、密閉度が下がってノイキャン性能を十分に発揮できません。シリコン製はサイズ展開が豊富で、フォーム製は耳の形に合わせて変形するため密閉度を上げやすいのが特徴です。装着感が合わないと感じたらまず試してみる価値があります。
急速充電対応USB-Cケーブル/モバイルバッテリー
いずれの機種も充電ケースはUSB-C対応です。急速充電対応のケーブル・モバイルバッテリーを1本用意しておくと、外出先で電池が切れかけた時にわずかな充電時間で再生時間を稼げます。運動や出張が多い方は特に持っておくと安心です。
本記事の切り口・他記事との違い
本記事はAnker Soundcore1ブランドに絞り、現行のノイキャンイヤホンを価格帯順に全部並べる「ブランド内網羅」の記事です。Sony・Anker Soundcore・finalなど複数ブランドを横断してベストな1台を選びたい場合はクロスブランド比較を、Sonyのブランド内ラインナップを見たい場合はSony編を、それぞれ参考にしてみてください。
NC性能は「どんな音を抑えられるか」がモデルごとに大きく異なります。ウルトラノイズキャンセリングの数字が大きいほど新しい世代のNCで、より広い音域の騒音を抑えられます。価格だけでなく、装着スタイル(カナル型か耳掛けフック型か)や消したい音の種類を先に整理してから選ぶことをおすすめします。



Soundcoreのノイキャンイヤホンは、価格帯が上がるほどNCの世代と付加機能が進化していく、というのが5機種を並べて比較しての僕の実感です。ぶっちゃけ、「どこまでの静寂と機能性に投資するか」で選んでみてください。
まとめ
Anker Soundcoreの現行ノイキャンイヤホン5機種を、NC性能・装着感・バッテリー・コーデックの4軸で比較しました。6千円切りでも実用的なノイキャンは体験できますし、2万円台後半のフラッグシップになるとディスプレイ搭載ケースやAIチップによる通話品質向上まで手に入ります。
まずは安く試したい人はP31i、バランス重視ならP40i、運動用途ならSport X20、音質と価格のバランスを取りたいならLiberty 5、妥協したくない人はLiberty 5 Proを検討してみてください。