電気工事士の技能試験を受けるなら、「HOZAN(ホーザン)一択」と断言できます。工具を選ぶ時間を試験勉強に使いたいなら、迷わずDK-28を買って練習を始めてください。それだけで合格率がぐんと上がります。
僕自身、初受験のときはHOZAN工具でゼロから揃えました。使い込むほどに「なぜこの設計にしたのか」がわかってきます。電気工事士試験の採点基準と工具の設計が完全に噛み合っている、そういう作り込みです。
この記事では、HOZAN工具12製品を用途別に徹底解説します。工具セット・VVFストリッパー・圧着工具・合格サポート工具の順に並べているので、「何から揃えるべきか」がひと目でわかります。
HOZAN(ホーザン)ってどんなメーカー?
HOZAN(ホーザン)は1946年創業の大阪発の工具メーカーです。正式社名は「ホーザン株式会社」。電気工事・電子工業向け専門工具の製造一筋で、電気工事士試験対応工具の分野では国内トップシェアを誇ります。
受験者の間では「ホーザンなら試験に受かる」が合言葉。試験の採点基準に合わせた設計、試験官に一発で合否が見える仕上がり——この2点がホーザン工具の本質的な強みです。現場職人の「迷ったらホーザン」という評価も、信頼の厚さを示しています。
電気工事士技能試験 工具セット3選
初受験者はセットから入るのが正解です。単品で揃えると割高になりますし、試験に必要な工具の組み合わせをゼロから考える手間もかかります。ここでは予算と用途に合わせた3つのセットを紹介します。
① DK-28 — 技能試験の定番中の定番フルセット

メナDK-28はP-958が入っているのが最大のポイント。このストリッパー一本で試験時間が20分変わります。
| 型番 | DK-28 |
| 内容品 | P-958・P-738・P-47・P-59-175・D-332-100・D-655-100・Z-680・電工ポーチ他 |
| 特典 | 全13候補問題解説ハンドブック+動画 |
| 対象 | 第二種電気工事士技能試験 |
| 価格帯 | 約22,000円前後 |
技能試験対策の定番セット。特筆すべきはVVFストリッパーP-958が標準付属している点です。P-958は計測・剥き・切断・のの字曲げを一本でこなせる設計で、試験時間の大幅短縮に直結します。付属のハンドブックは全13候補問題の解説付き。動画連動型なので、実技の流れが視覚的にインプットできます。現場を持っていない学生や初受験者にとって、DK-28一式で試験の準備が完結する充実したセットです。




② DK-29 — コスト重視のベーシックセット





すでに一部の工具を持っている人はDK-29で足りない分だけ揃えるのが賢い選択。
| 型番 | DK-29 |
| 内容品 | P-737・P-47・P-59-175・D-332-100・D-655-100・Z-680・電工ポーチ他 |
| 特典 | 電気工事士試験準備ハンドブック |
| 対象 | 第二種電気工事士技能試験 |
| 価格帯 | 約19,000円前後 |
DK-28よりリーズナブルで、基本工具を網羅したスタンダードセットです。DK-28との最大の違いはVVFストリッパー(P-958)が含まれないこと。すでにストリッパーを持っている方や、P-958を単品で追加購入する予定の方に向いています。内容品はペンチ・ドライバー2本・電工ナイフ・圧着工具・電工ポーチで、試験の基本工具を一通りカバー。入門セットとして最もコスパが高い構成です。




③ DK-17 — P-77圧着工具付きの上位セット





P-77は大スリーブにも対応する本格圧着工具。DK-17を選ぶなら将来の現場使用も視野に入る。
| 型番 | DK-17 |
| 内容品 | P-958・P-77・DK-200・P-925・P-926・P-59-175・D-332・D-655・Z-680他 |
| 特典 | 合格シリーズ付属・練習部材2回分 |
| 対象 | 第二種電気工事士技能試験 |
| 価格帯 | 約31,000円前後 |
大型圧着工具P-77を含む上位版セットです。P-77は小・中だけでなく大スリーブにも対応しており、第一種試験や現場作業にも流用できます。さらにDK-200(合格マルチツール)・P-925(合格ゲージ)・P-926(合格クリップ)の「合格シリーズ」が全部入り。練習部材2回分も付属するため、DK-17一つで試験対策のすべてが揃います。本格的に電気工事士を目指す方、現場でもホーザン工具を使い続けたい方に最適な選択です。




VVFストリッパー・ペンチ(試験の核心工具)
技能試験の作業時間を左右するのがVVFストリッパーの選択です。ストリッパー1本で剥き・測り・切り・のの字曲げを一気にこなせるホーザン製品は、試験での時間短縮効果が実証されています。
④ P-958 — 試験合格者が最も使っているVVFストリッパー





P-958は「測る・剥く・切る・のの字曲げ」の4機能が1本に集約。これ一本あるだけで試験の流れが別物になります。
| 型番 | P-958 |
| 対応ケーブル | VVF 1.6mm/2.0mm対応(2芯・3芯) |
| 全長 | 225mm |
| 機能 | 外装剥き・心線剥き・切断・のの字曲げ |
| 特徴 | 3芯同時剥き、エコ電線(EM-EEF)対応 |
技能試験で最も使われているVVFストリッパーです。ワンアクションで3芯の心線を同じ長さに剥くことができ、採点基準をクリアした仕上がりが安定して出せます。のの字曲げ加工も内蔵ガイドでサイズが均一になるため、「小さすぎる・大きすぎる」で減点されるリスクが激減。EM-EEF(エコ電線)にも対応しており、2025年以降の試験問題にも対応済みです。剥き損ねて心線を傷つけないよう、弾性ストッパーが心線保護をサポートしてくれます。




⑤ P-59-175 — バインド線専用刃付きVVFペンチ





VVF2.0×3芯も楽々カット。根元のバインド線専用刃がじわじわ効いてくる。
| 型番 | P-59-175 |
| 対応ケーブル | VVF 2.0mm×3芯対応 |
| 全長 | 175mm |
| 特殊刃 | バインド線専用切断刃(根元) |
| 重量 | 約200g |
VVFケーブルの切断に特化したペンチです。VVF2.0mm×3芯という太い規格でも楽々カットできる刃付きで、「切れない・力がいる」というストレスがありません。根元のバインド線専用刃は試験中に地味に役立つ機能です。ボックス端子台の配線固定などで出てくるバインド線を、ペンチ1本で完結させられます。P-958と組み合わせて使うのが試験での定番スタイル。




圧着工具(リングスリーブ用)
圧着工具はリングスリーブを確実に接続するための専用工具です。技能試験では圧着マークが採点項目に含まれるため、JIS C9711適合のホーザン製を選ぶことが合格への近道です。
⑥ P-738 — 試験定番のコンパクト圧着工具





290gという軽さが試験中の疲労を減らしてくれます。小・中スリーブ対応で試験範囲をフルカバー。
| 型番 | P-738 |
| 対応サイズ | 小(1.6×2含む)・中 |
| 重量 | 約290g |
| 適合規格 | JIS C9711 |
| 特徴 | 合格確認機構付き(圧着不完全防止) |
技能試験で最も選ばれているコンパクト圧着工具です。対応サイズは小・中スリーブで、第二種電気工事士試験で使う圧着作業をすべてカバーします。290gという軽量設計は試験本番の手の疲れを軽減する配慮。合格確認機構により圧着が不完全な状態でハンドルが開かない設計になっているため、「未完成圧着による失点」を物理的に防いでくれます。P-77と比べてコンパクトで持ち運びやすく、試験向けとしては最適解です。




⑦ P-77 — 大スリーブ対応の本格圧着工具





大スリーブまで対応するP-77は、第一種試験や現場でも通用する本格仕様。長く使えます。
| 型番 | P-77 |
| 対応サイズ | 小・中・大 |
| 適合規格 | JIS C9711 |
| 用途 | 第一種・第二種電気工事士試験、現場作業 |
| 特徴 | 全サイズ対応でワンランク上の本格仕様 |
小・中・大スリーブすべてに対応する上位モデルの圧着工具です。第二種試験では小・中スリーブが中心ですが、P-77を選ぶメリットは「第一種試験・現場作業への転用」にあります。一度買えば電気工事士としてのキャリア全体を通じて使い続けられる投資です。DK-17セットに同梱されており、まとめて揃えたい方はセット購入が割安。ハンドルのグリップ感が良く、長時間作業でも安定した圧着品質を維持できます。




合格サポート工具シリーズ
ホーザンの「合格シリーズ」は試験専用に開発されたサポートアイテムです。採点基準を熟知した設計で、ミスを物理的に防ぎ、作業時間を短縮します。
⑧ DK-200 — 試験時間を削り出す7機能合格マルチツール





試験官が見る場所を押さえた設計。7つの機能を手のひらサイズに凝縮したのがDK-200のすごさです。
| 型番 | DK-200 |
| 機能数 | 7機能 |
| 主な機能 | スケール・のの字曲げ・差込型コネクタ確認・タイムスイッチ配線確認 他 |
| サイズ | 手のひらサイズ(コンパクト) |
| 試験持込 | 可(試験官確認済み) |
技能試験の「惜しい減点」を防ぐために開発された多機能ツールです。スケール機能で心線の長さを素早く測り、のの字曲げのガイドで均一なループを作り、差込型コネクタの接続確認など試験採点のキモとなる作業を効率化します。手のひらに収まるコンパクトさで試験持込可能。「DK-200があるとないとでは、試験中の余裕が全然違う」というのが使った人の共通した感想です。




⑨ DK-205 — 均一なのの字曲げを量産する専用ツール





のの字曲げのサイズ不均一による減点は、DK-205一本で解消できます。フィリップスドライバー付きも地味に便利。
| 型番 | DK-205 |
| 対応線径 | 1.6mm導体芯線 |
| 同時作業 | ループ2個同時作成可 |
| 付属品 | プラスドライバー(No.2) |
| 試験持込 | 可 |
のの字曲げ(ループ曲げ)専用ツールです。試験では輪の大きさが採点されるため、毎回均一なサイズで仕上げることが求められます。DK-205を使えば、導体芯線1.6mmのループ曲げが2個同時かつ素早くキレイに完成。付属のプラスドライバーNo.2は試験で最も使う番手で、「ツール1本+ドライバー1本」が最初から組み合わさっている設計は試験ならではの合理性があります。




⑩ P-926 — 誤接続を防ぐ合格クリップ(10個入り)





接続前に全ての線をクリップで仮固定してから確認する習慣が、誤接続ゼロへの近道です。
| 型番 | P-926 |
| 内容数 | 10個入り+ホルダー |
| 用途 | リングスリーブ圧着前の仮接続確認 |
| 対応線径 | VVF 1.6mm〜2.0mm |
| 効果 | 誤接続による失格リスクを低減 |
圧着工具でカシメる前に、接続する電線を仮固定して確認するためのクリップです。誤接続は一発失格のリスクがある重大ミス。10個入りで全ての接続箇所を同時に仮確認できます。「クリップで仮止め→複線図と照合→問題なければ圧着」というルーティンを体に叩き込むのが合格への最短距離。試験会場でホーザンの合格クリップを出すと「本気で準備してきた人」に見えます。




⑪ D-745 — 試験後もずっと使えるLED検電ドライバー





AC 100〜240V対応で、試験から現場まで一本でカバーできるのがD-745の強み。電池交換できるのも長く使えるポイント。
| 型番 | D-745 |
| 対応電圧 | AC 100〜240V |
| 表示方式 | LED発光 |
| 電池 | LR41(交換可能) |
| 用途 | AC極性確認・活線確認 |
活線の確認に使うLEDタイプの検電ドライバーです。試験では「コンセントの接地側・非接地側の確認」で活躍し、現場では活線作業前の安全確認に必須です。AC100〜240Vに対応しているため、国内の100V家庭用コンセントから200V動力系統まで幅広く使えます。電池(LR41)が交換可能な設計で、使い捨てにならないのも経済的。試験が終わっても現場で使い続けられる実用的な一本です。




⑫ DK-53 — 全13問対応の練習用部材3回分セット





練習なしで技能試験は受かりません。DK-53の3回分部材で本番さながらの練習が積めます。
| 型番 | DK-53 |
| 収録問題 | 全13候補問題対応 |
| 練習回数 | 3回分 |
| 特典 | 特典DVD+ハンドブック付属 |
| 対象年度 | 2025年試験対応 |
第二種電気工事士技能試験の候補問題13問すべてに対応した練習用部材セットです。本番と同じ部材を使って3回分の練習ができるため、「実際の作業感覚」を試験前に体に染み込ませることができます。配線が識別しやすい青色シース付きケーブルを使用しており、練習効率が上がる設計です。付属のDVDとハンドブックは電工ナイフの使い方から複線図の読み方まで解説。DK-28と組み合わせて購入するのが試験対策の黄金コンビです。




HOZAN工具の選び方
工具選びの基本は「目的と予算を先に決める」こと。以下の3パターンで考えるとすっきりします。
- 初受験でゼロから揃える: DK-28一択。P-958・P-738が入っており試験の必要工具が完結する。
- 一部の工具をすでに持っている: DK-29+P-958の単品追加購入が最もコスパが高い。
- 合格後も現場で使い続けたい: DK-17(P-77付き)を選べばセット内容が試験と現場の両方に対応。
合格サポート工具(DK-200・DK-205・P-926)は、初受験で時間に余裕のない方に特におすすめです。作業ミスを物理的に防いでくれるため、練習量が少なくても合格精度が上がります。DK-53の練習部材は「どんな工具を使っても練習なしでは受からない」という現実から目を背けないための投資です。
よくある質問
Q. DK-28とDK-29、どちらを選ぶべきですか?
初受験で何もない状態から揃えるならDK-28一択です。P-958(VVFストリッパー)が含まれているかどうかが最大の違いで、P-958なしで試験時間内に作業を完成させるのは初心者には難しい。すでにVVFストリッパーを持っているか、別途購入する予定ならDK-29がコスパ的に合理的です。




Q. 合格シリーズ(DK-200・DK-205)は本当に必要ですか?
時間に余裕がある方は不要かもしれませんが、練習回数が少ない状態で本番を迎える可能性があるなら強く推奨します。DK-200とDK-205は「うっかりミス」を物理的に防ぐ設計なので、実力の底上げより「ミス撲滅」に効果があります。試験は時間との戦いでもあるため、工具で時間を稼げるなら投資する価値があります。




Q. HOZAN以外のメーカーでも技能試験に対応できますか?
技術的には可能ですが、試験の採点基準に合わせた設計はHOZANが圧倒的に洗練されています。特にVVFストリッパーの「3芯同時剥き・のの字曲げガイド」はHOZAN P-958が業界標準。他メーカーに乗り換える理由を探す前に、HOZANで練習して合格することを優先してください。
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