電気工事士として現場で仕事をするなら、計測器の信頼性は何より重要です。活線状態の確認、電圧・電流測定、絶縁確認――どれも命に関わる作業です。そこで電気工事士・設備管理者に圧倒的な支持を誇るのが、HIOKI(日置電機)の計測器です。
本記事では、電気工事士が現場で実際に使うHIOKIの計測器を検電器からデジタルマルチメーター、クランプメーター、絶縁抵抗計まで10選で徹底解説します。用途別の選び方もまとめましたので、はじめて購入する方から道具を新調したい方まで参考にしてください。
HIOKI(日置電機)とは
HIOKI(日置電機株式会社)は1935年、長野県上田市に創業した計測器専業メーカーです。テスター・クランプメーター・絶縁抵抗計など電気計測器一筋で90年以上製品を作り続けており、現在は世界100ヶ国以上に製品を展開するグローバル企業に成長しています。
電気工事士の世界では「テスターといえばHIOKI」と言われるほど定番ブランド。品質管理の厳しさ、日本製の信頼性、修理対応の手厚さが、プロの現場で選ばれ続ける理由です。JIS認証・IEC規格への対応など、安全性の証明も万全で、万が一の感電リスクを最小化する設計思想がHIOKIの全製品に貫かれています。
HIOKI おすすめ計測器10選
①HIOKI 3481 検電器|LEDライト付きの現場の定番
メナ3481はどの現場に行っても見かけますね。腰袋に1本差しておけば安心感が違います。


| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | 3481 |
| 測定範囲 | AC 40〜600V |
| 機能 | LEDライト付き・感度調整(40〜80V) |
| 電源 | LR44×3個 |
| 安全規格 | CAT IV 600V |






HIOKI 3481は電気工事士に最も使われている検電器で、LEDライト付きの定番モデルです。感度調整機能(40〜80V)により現場の状況に合わせた検出感度に調整でき、電気を検出すると赤色LED点灯とブザー音で知らせます。
LEDライトは作業時の手元照明として重宝します。配電盤内や暗い場所での作業でも活躍。単ボタン電池(LR44×3個)使用で、連続使用時間は約5時間。電気工事士実技試験にも多くの受験者が持参する定番です。
②HIOKI 3480 検電器|シンプル・低価格の入門モデル



LEDライトが要らない方や、まずコストを抑えて揃えたい方には3480で十分ですよ。


| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | 3480 |
| 測定範囲 | AC 60〜600V |
| 機能 | LEDライトなし・シンプル設計 |
| 電源 | LR44×2個(連続約15時間) |
| 安全規格 | CAT IV 600V |






HIOKI 3480は3481のLEDライトなし版。その分価格が抑えられており、入門用として人気があります。電池(LR44×2個)の連続使用時間は約15時間と3481より長め。
明るい現場が多い方、腰袋の軽量化を優先したい方、複数本まとめて揃えたい方に向いています。基本的な検電機能は3481と同等で、赤色LED点灯とブザーで電気を知らせます。
③HIOKI 3244-60 カードハイテスタ|9.5mm薄型のポケットテスター



名刺サイズで胸ポケットに入る。現場に気軽に持ち出せるサブテスターとして重宝してます。
| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | 3244-60 |
| 測定範囲 | AC/DC電圧500V・抵抗41.99MΩ・導通チェック |
| サイズ | 名刺サイズ(厚さ9.5mm) |
| 重量 | 60g |
| 電源 | CR2032×1個(連続150時間) |
| 製造 | 日本製 |


HIOKI 3244-60は厚さ9.5mm・重量60gのカード型テスターです。名刺サイズのコンパクトボディに、電圧(AC/DC 500V)・抵抗(41.99MΩ)・導通チェックを搭載。オートレンジで使いやすく、ゴールドコーティングされた15mmのプローブ先端はコンセント奥まで届きます。
コイン型リチウム電池(CR2032)1個で連続150時間使用でき、電池交換の手間が少ないのも特徴。サブテスター・現場の確認用として一本持っておくと重宝します。
④HIOKI 3246-60 ペンシルハイテスタ|ペン型で手軽に使えるテスター



ペン型だから工具と一緒に腰袋に収まる。現場でサッと取り出せる便利さは別格です。
| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | 3246-60 |
| 測定範囲 | AC/DC電圧600V・抵抗41.99MΩ・導通チェック |
| 形状 | ペン型(一体型プローブ) |
| 機能 | バックライト付きLCD+ペンライト |
| 電源 | CR2032×1個(連続150時間) |
| 重量 | 80g |


HIOKI 3246-60はペン型(鉛筆型)のデジタルマルチメーターです。テストリードと本体が一体構造になっており、先端のプローブをそのまま当てて計測できます。バックライト付きLCDとペンライト機能を搭載し、暗い場所でも測定個所を照らしながら計測可能。
電圧(AC/DC 600V)・抵抗(41.99MΩ)・導通チェックをコンパクトなペン1本でこなせます。胸ポケットや腰袋にすっと収まるフォルムは、サッと取り出してさっと測りたい現場技術者に最適です。
⑤HIOKI DT4221 デジタルマルチメータ|スリム・軽量の電工用スタンダード



DT4221はコンパクトで使いやすい。テストリードを本体に巻きつけて持ち運べるのが便利です。


| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | DT4221 |
| 測定範囲 | AC/DC電圧600V・周波数 |
| 特長 | スリムモデル・テストリード巻き付け収納 |
| 耐衝撃 | 1mコンクリート落下試験クリア |
| 精度 | DC±0.5% |
| 製造 | 日本製 |






HIOKI DT4221はスリムモデルのデジタルマルチメーターです。テストリードを本体に巻き付けて収納できるため、持ち運びに便利。電圧測定に特化した電工用設計で、AC/DC電圧・周波数・導通チェックに対応します。
基本精度DC±0.5%の高精度測定を実現しながら、コンパクト・軽量を両立。操作は直感的でスイッチを回すだけ。はじめてデジタルマルチメーターを使う方にも使いやすい設計です。1mコンクリート落下試験をクリアした耐衝撃構造で、現場使いに安心です。
⑥HIOKI DT4223 デジタルマルチメータ|抵抗測定搭載の電工用本格モデル



DT4223は電気工事士試験の実技対策でも使われるモデル。抵抗測定があると配線確認が格段に楽になります。


| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | DT4223 |
| 測定範囲 | AC/DC電圧600V・抵抗60MΩ・周波数 |
| 機能 | LPF搭載・電圧入力保護 |
| 耐衝撃 | 1mコンクリート落下試験クリア |
| 製造 | 日本製 |






HIOKI DT4223は抵抗測定機能を搭載した電気工事士向けデジタルマルチメーターです。電圧(AC/DC 600V)・抵抗(60MΩ)・周波数・導通チェックに対応し、配線確認から電圧測定まで現場のあらゆる場面で活躍します。
低通過フィルター(LPF)搭載でインバーター機器からの影響を受けにくく、正確な測定が可能。電圧入力保護機能でミス操作による機器破損リスクを低減。電気工事士二種・一種の実技試験にも対応しており、資格取得後も長く使えるモデルです。
⑦HIOKI CM3289 ACクランプメータ|真の実効値型・薄型コンパクト



CM3289は真の実効値型だからインバーター機器の電流も正確に測れる。設備管理の現場では必須レベルです。


| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | CM3289 |
| 測定範囲 | AC電流42〜1000A・AC/DC電圧600V |
| 計測方式 | 真の実効値型(True RMS) |
| 特長 | 薄型コンパクト設計 |
| 使用温度 | -25〜65℃ |
| 製造 | 日本製 |






HIOKI CM3289は真の実効値型(True RMS)のACクランプメーターです。インバーター機器や蛍光灯など歪んだ波形の電流も正確に測定できます。薄型コンパクト設計で、束線が密集した配線でも挟み込みやすい設計です。
AC電流1000A・AC/DC電圧・抵抗・導通チェック機能を搭載し、1台で幅広い計測に対応。広い使用温度範囲(-25〜65℃)に対応しており、屋外・屋内を問わず活躍します。1mコンクリート落下試験クリアの耐衝撃構造で、過酷な現場にも対応します。
⑧HIOKI 3280-10F ACクランプメータ|定番の平均値整流型・コスパ優秀



3280-10Fは価格と性能のバランスが優れています。正弦波の電流測定ならこれで十分対応できます。


| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | 3280-10F |
| 測定範囲 | AC電流1000A・AC/DC電圧600V |
| 計測方式 | 平均値整流方式 |
| 使用温度 | -25〜65℃ |
| オプション | フレキシブルカレントセンサ対応 |
| 製造 | 日本製 |






HIOKI 3280-10Fは長年にわたり電気工事士に愛用されてきた定番ACクランプメーターです。平均値整流方式で、正弦波(商用電源)の電流測定に最適。シンプルな操作性と安定した測定精度で、現場のスタンダードとして位置づけられています。
AC電流1000A・AC/DC電圧・抵抗・導通チェックに対応。使用温度範囲は-25〜65℃と広く、屋外現場にも対応します。一般配線工事・設備点検では3280-10Fで十分な性能を発揮します。
⑨HIOKI IR4051-10 絶縁抵抗計|JIS認証・5レンジの現場スタンダード



メガーはHIOKIで間違いない。IR4051-10はJIS認証取得済みで、電力会社や公的検査にも堂々使えます。


| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | IR4051-10 |
| 測定電圧 | DC 50V/125V/250V/500V/1000V(5レンジ) |
| 認証 | JIS認証取得 |
| 応答時間 | コンパレータ0.8秒 |
| 追加機能 | 200mA導通チェック・AC/DC電圧測定 |
| 製造 | 日本製 |






HIOKI IR4051-10はJIS認証取得・5レンジ対応のデジタル絶縁抵抗計(メガー)です。測定電圧50V/125V/250V/500V/1000Vの5レンジに対応し、低圧から高圧設備まで幅広く活用できます。電気工事の完工検査、定期点検、設備の絶縁劣化診断などに必須の計測器です。
コンパレータ応答時間0.8秒の安定した表示と高速測定を実現。200mA導通チェック機能・AC/DC電圧測定機能も内蔵。1mコンクリート落下試験クリアの耐衝撃構造で、過酷な現場作業にも対応します。
⑩HIOKI 3030-10 アナログテスター(ハイテスタ)|ベテラン技術者に愛される針式



デジタルもいいけど、電圧の変動具合はアナログの針の動きで一目瞭然。3030-10は長く使えるアナログの名機です。


| メーカー | HIOKI(日置電機) |
| 型番 | 3030-10 |
| 測定範囲 | DC/AC電圧600V・直流電流300mA・抵抗3kΩ |
| 計測方式 | アナログ式(針式) |
| 安全規格 | IEC61010 CAT II 600V準拠 |
| 機能 | LEDチェック・電池チェック |
| 製造 | 日本製 |






HIOKI 3030-10はアナログ式テスター(ハイテスタ)です。デジタルが主流の時代でも、ベテランの電気工事士・設備管理者から根強い支持を集めています。針の振れでリアルタイムの電圧変動が直感的につかめるため、モーター調整・可変抵抗の設定・断線箇所の特定に真価を発揮します。
DC/AC電圧600V・直流電流300mA・抵抗3kΩに対応。IEC61010 CAT II 600V安全規格に準拠し、1mコンクリート落下試験クリアの耐衝撃設計。LEDチェック機能・1.5V電池チェック機能も内蔵しています。デジタルテスターと合わせて持つと、より幅広い現場対応が可能になります。
HIOKI計測器の選び方|用途別ガイド
電気計測器は用途によって最適な機種が異なります。自分の仕事内容に合わせて選びましょう。
検電器(電圧確認用)
作業前に「電気が流れているか」を確認するのが検電器の仕事です。低圧工事では必携の工具で、HIOKI 3481・3480がスタンダードです。LEDライト付きの3481は暗い現場でも手元を照らせるため、現場での人気は圧倒的。まず1本持つならLEDライト付きの3481がおすすめです。
テスター・デジタルマルチメーター
電圧・電流・抵抗を総合的に測定できるのがデジタルマルチメーター(テスター)です。電気工事士試験の実技にも登場するほど基本的な計測器。携帯性重視なら3244-60カードハイテスタ・3246-60ペンシルハイテスタ、本格測定ならDT4221・DT4223が選ばれています。
クランプメーター(電流測定)
線を挟むだけで電流を測定できるクランプメーター。絶縁を保ちながら電流値を確認できるため、活線作業が多い設備管理の現場では必須です。インバーター機器が多い現場では真の実効値型のCM3289、一般配線工事には平均値整流型の3280-10Fが向いています。
絶縁抵抗計(メガー)
絶縁状態を確認する絶縁抵抗計(メガー)は電気工事の完工検査・定期点検に必須です。HIOKI IR4051-10は5レンジ対応のJIS認証モデルで、電力会社の検査にも対応できます。
アナログテスター
デジタルテスター全盛の今でも、電圧の変動が針の動きで直感的につかめるアナログテスターを愛用するベテラン技術者は多くいます。HIOKI 3030-10ハイテスタはその代表格です。
よくある質問(FAQ)
Q. HIKOIの検電器はどれを選べばいいですか?
A. 迷ったらHIOKI 3481で間違いありません。LEDライト付きで暗い現場でも使えて、CAT IV 600V対応と安全規格も万全。電気工事士の9割以上が持つ定番モデルです。予算を抑えたい場合や明るい現場専用ならLEDなしの3480を選んでください。
Q. HIKOIのクランプメーターは3280-10FとCM3289どちらがいいですか?
A. 設備管理・インバーター機器が多い現場ならCM3289(真の実効値型)一択です。一般的な配線工事・点検がメインなら3280-10F(平均値整流型)で十分です。価格差を考えるとほとんどの電気工事士には3280-10Fをおすすめしますが、設備管理を本業にするなら最初からCM3289を選んだほうが後悔しません。
Q. HIKOIの計測器は偽物がありますか?
A. HIKOIブランドは高品質の証明として並行輸入品・類似品が出回ることがあります。必ずAmazon公式・楽天市場の正規販売店から購入してください。本記事のRINKERリンクはすべて正規流通品を掲載しています。
Q. HIKOIのデジタルマルチメーターは電気工事士試験に使えますか?
A. HIOKI DT4221・DT4223どちらも電気工事士二種・一種の実技試験に対応しています。試験では「デジタル式テスタ」の持参が認められており、HIKOIは試験会場でも多数見かける定番です。抵抗測定が必要な試験課題もあるため、DT4223のほうが汎用性が高くおすすめです。
















































